2020年12月28日月曜日

朗読教室 クリスマス会✨2020

 今年もステキなクリスマス会🎄ありがとうございました (^^♪

井野さま「イマジン」〜ジョン・レノン 杉浦さま「くじらぐも」〜中川李枝子 水野さま「まさか干物が」〜平松洋子 野田さま「虫の夢」〜大岡信・「さくらのはなびら」〜まど・みちお 恵子さま「月夜の浜辺」「夏の夜の博覧会はかなしからずや」〜中原中也 山田さま「懐かしのわが家」〜寺山修司 小島さま「季節のことば・冬」〜池藤あかり 悦子さま「つぐない」〜さだまさし 笹野さま「ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ」〜萩一晶 

上村さま「12月のうた」〜茨木のり子・「ふた」〜山崎るり子 浅井さま「花さき山」〜斎藤隆介 小野寺さま「おくりものはナンニモナイ」〜パドリック・マクドネル/谷川俊太郎 長谷部さま「うさぎ」「リンゴ」「虹」〜まど・みちお 岩橋さま「宮本武蔵・巌流島の戦い」〜吉川英治 岩佐さま「風に立つライオン」〜さだまさし 柘植さま「ピーのおはなし」〜きもとももこ

水谷さま「花のオルガン」〜今西祐行 藤村さま「三コ」〜斎藤隆介 小久保さま「耳」〜ジャン・コクトー/堀口大学 村手さま「寝る前に読む本、目覚めるために読む本」〜高橋源一郎 大澤さま「春の小川」(『落語家論』ちくま文庫)〜柳家小三治 早坂さま「わたしと小鳥とすずと」〜金子みすず 川瀬さま「ケセラセラ」

朗読してくださった作品、そしてスピーチ…真心のこもった声のプレゼントが今年も胸に沁みました。ありがとうの思いがあふれる時間、わたしたちの宝物の時間✨

2020年12月19日土曜日

名古屋西高校 創造表現コースの皆さんへ

今年の嬉しい出来事の一つ…名古屋西高校 創造表現コース 3年生の皆さんと〈朗読の時間〉をご一緒することができました。国語研究の授業です。

言葉をブラッシュアップするために、延いては成長・成熟のために、優れた文学作品を読むのはとても大切なこと。読書は必須です (^^♪

黙読で〈読めているつもり〉になってしまう読書を深めるための〈朗読の時間〉。作品の中にいる語り手を追体験しましたね。クラスメートの朗読を聴いて、自分とは違う作品享受のありようにも触れることができました。朗読の場で生まれたさまざまな問いは、豊かな作品受容へと導いてくれたと思います。最終日には、皆さんの朗読を聴かせてもらって心地よく作品世界に遊ぶことができました(^^)✨

これからも〈朗読=語り手を追体験する読書〉を意識して、そして、その読書体験を糧にして、心弾む素敵な人生を創っていってください✨

皆さん、楽しい時間をどうもありがとう!ずっと応援しています (^^)/

2020年12月1日火曜日

イリュミナシオン講座ご参加ありがとうございました✨

NHKカルチャー名古屋 特別講座【歌仙『イリュミナシオン』を味わう】にご参加いただき、誠にありがとうございました!

発句と挙句以外の三十四句では、前後の句との関係性もていねいに考えました。でも、三十六句を時間内でというお約束の中で…すこし駆け足だっでしょうか?

さっそく嬉しいご感想メールも頂戴しています。ありがとうございます。いくつになっても脱皮を繰り返し前進していきたい…とご挨拶された馬場駿吉先生、そして、知性と感性に新たな栄養を…と真摯にお取り組みくださった皆さまに感動いたしました。ありがとうございました。ぜひまた朗読を取り入れて、ゆっくりじっくり歌仙イリュミナシオンを味わいたいですね。皆さま✨お疲れさまでした(^^)

再興第105回院展へ(^^)

 松坂屋美術館で開催されている院展に伺いました。久々にゆったりとした気分で素晴らしい絵画と向き合えて…至福の時間を過ごせました。心より感謝です。

手塚雄二先生の『昇陽』、皆さまにもぜひ逢ってきてほしいと思います。手塚先生の朝陽からいったいどのような「おはよう」の声をお聞きになるでしょうか…

CD『夢一夜』の素敵な装画を創作してくださった牧野環先生の作品『影も積む』。凄かったです。前に立ってじっくりと拝見しているうちに、時空の軛が解けていくのを感じました。

12月6日(日)まで開催されています(^^♪

2020年11月9日月曜日

【特別講座】 歌仙『イリュミナシオン』を味わう

前回のブログでご案内した〈馬場先生をお招きして開講する講座〉の詳細が決まりました。日本語の豊かさに心ときめき、俳聖芭蕉が骨髄とした連句〜歌仙の面白みに心弾む時間が生まれることでしょう。皆さまのご参加をお待ちしておりますね(^^)


***   ***   ***

NHKカルチャー名古屋教室 2020年10月期特別講座
〜ランボオ没後130年記念〜
歌仙『イリュミナシオン』を味わう

19世期フランスを代表する早熟の天才詩人、アルチュール・ランボオ。ランボオの代表作であり、非常に難解だと評されてきた散文詩『イリュミナシオン』に、俳人・馬場駿吉が独自の光を当て、歌仙『イリュミナシオン』を創作しました。
本講座では、歌仙『イリュミナシオン』の36句をじっくりと鑑賞します。時間と空間・言語を超えてA・ランボオと繋がる喜びをどうぞご一緒ください。

【講座日】12月1日(火)【時間】13:00〜14:50
【受講料】会員 ¥2800 一般 ¥3300
【お申し込み】NHKカルチャー名古屋教室
       ☎︎ 052-952-7330(11/11より受付開始)

2020年11月3日火曜日

【ナゴヤ面影座/やっとかめ文化祭】馬場版 イリュミナシオン✨

10月31日 美しい満月のもと揚輝荘のホールにて『馬場版 イリュミナシオン〜A・ランボオの独吟連句面影座』の収録がありました。コロナ感染予防のため皆さまとご一緒することは叶わず、11月7日〜11月15日にやっとかめ文化祭 YouTubeチャンネルでの配信です。

馬場駿吉先生によるによるアルチュール・ランボオ「イリュミナシオン」の二次創作「歌仙イリュミナシオン」の豊かな言葉から、田邊武士さまがステキな音楽を創作してくださいました。演奏は、ファゴット・田邊さまご本人 打楽器・林美春さま。多彩な音色に心揺さぶられました(^^♪
音楽18カ所それぞれの演奏前に句を朗読させていただきましたが、〈身体を楽器として奏でている〉と実感する時間でした。

座を作ってくださった「面影座」主宰の小島伸吾さま、音響・映像「安心と信頼の土井」土井新二朗さまをはじめとするスタッフの皆さま…素晴らしい皆さまと過ごせてとても幸せでした。心よりありがとうございました。揚輝荘の皆さまにもあたたかくお見守りいただきました。重ねて厚くお礼申し上げます。



⭐︎⭐︎⭐︎ご案内⭐︎⭐︎⭐︎
馬場先生のお話を直接伺いながら、歌仙イリュミナシオンの言葉一つ一つをじっくり味わう単発講座を、NHKカルチャー名古屋教室のお力をお借りして作りますね!12月1日(火)午後に…と思っています。詳細は近々お知らせしますので、ぜひご参加くださいませ(^^)

2020年9月23日水曜日

新しいスマホ(^^)

今日のレッスン後、メールとLINEをスマホでチェックしようとしましたら、LINEが開けず開くためのアップデートもできず… iPhoneの機種が古くなり過ぎたから…だそうで、さっそく新しい機種に変更してまいりました。 でもLINEは開けないままの状態です。今日の午後にLINEをくださった方、拝読できずごめんなさいm(__)m LINEのトークもLINEグループも継続できなくなってしまいました…LINEで繋がっていてくだった皆さま、重ねて申し訳ございませんm(__)m iPhoneって機種変更が大事なんですね、反省してます。あらためて繋がってくださいませ。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします(^^)

2020年9月8日火曜日

読書は…黙読だけではありません(^^)

読書といえば〈黙読〉…になって久しいけれど、身体を使って読む〈音読〉という読書も、他者の〈朗読〉を聴くという読書もとても大切な読書のかたちだと考えています。

読書…とりわけ文学作品の読書では、
1、黙読する
2、音読する→朗読する
3、朗読を聴く
という3つの形態を意識できるといいですね。〈黙読〉のみならず、〈音読〉とその先にある〈朗読〉も!読書行為に加えて、文学作品の鑑賞力を高めていきましょう(^^♪

〈黙読〉をしている限りにおいて私たちは、自分が作品を読めていることを疑いません(ほとんどの人は)。面白くないのは作品のせいだと考えます(ほとんどの人は)。でも実は、自分が読めていないから面白さに気付けないだけかもしれない…。他者の〈朗読〉を聴くと、自分の作品受容の浅さを知ることができます。自分の読み方がすべてだと思っていたけれど、そうではなかったと知ることもできます(^^)

2020年8月27日木曜日

久しぶりの実践クラスレッスンでした(^^)

今月はお盆休みがありましたので…昨日は久しぶりにNHKカルチャー朗読教室 実践クラスの皆さまとお会いすることができました(^^♪
皆さまのお元気な笑顔✨を拝見できて本当に嬉しい1日でした♬ コロナ禍の中にあって、どうしても人との関わりが薄れてきています。万全の対策を講じながら、皆さまとご一緒できる貴重な時間を、より意義あるものにしていきたいと思っています。
まだまだ酷暑が続くようですね、くれぐれもご自愛くださいますように(^^)

2020年8月13日木曜日

アルチュール・ランボー『イリュミナシオン』から「神秘的」

土手の傾斜で、天使たちが、鋼鉄とエメラルドの草むらの中、羊毛のドレスの裾を翻す。
炎の草原は、丸い丘の頂上まで駆け上る。左手の尾根の腐植土は、あらゆる殺人とあらゆる戦闘で踏みにじられて、その稜線はあらゆる災いの物音で描かれる。右手の尾根の背後には東方の進歩のLINE。
そして画の上のほうにある帯が、海の牙貝と人間の夜が織り成す苦しく息詰まるざわめきから造られる。その間に、
星々と、夜と、その他さまざまな華やかさが、土手の正面にいる我々の顔のすぐそばに花籠のように舞い降りて、匂い立つ蒼き深淵を創り出す。

2020年8月8日土曜日

アルチュール・ランボー『イリュミナシオン』から「夜明け」

馬場駿吉先生とコラボさせていただく日がようやく定まりました。10月31日夕方から揚輝荘にて。二転三転して本当にようやくです。馬場先生そして関わってくださった皆さまに心から感謝申し上げます。ベストを尽くします!
私なりの日本語訳を   ↓   (^^♪

僕は夏の夜明けを抱きしめた。 宮殿の正面ではまだ何も動いていなかった。水は死んでいた。森の道に連なる影の野営地を歩いた。生き生きと暖かな息吹を呼び覚ましながら。すると、宝石たちが目を見張った、翼が音もなく起き上がった。
最初の出来事は、爽やかな青い光に満ちた小道で一輪の花が僕に名を告げたことだ。
僕は滝に向かって笑ってみせた、そいつは樅の木を透かして髪を振り乱した。銀色に輝く梢に、僕は女神の姿を見た。 そこで僕は、一枚ずつ彼女のヴェールを取っていった。並木の中で、腕を振って。平地へ降りると彼女を雄鶏に密告した。大都市へ来ると、彼女は鐘楼とドームの間を逃げ回った、僕は大理石の河岸を乞食のように駆けて彼女を追いかけた。
道を登りつめた月の森の近くで、ヴェールを集めて彼女を包んでやった。僕はわずかに大きな肉体を感じた。夜明けと子供は森の麓へ転げ落ちた。 目が覚めると、正午だった。

2020年7月20日月曜日

音読と朗読の違い…追記…追記(^^)

文字から離れるといっても、朗読者自身が語り手になって語るのは違いますよ。それでは落語や講談などの語り芸や読み聞かせになってしまいます。くどいですが、語り手は文学作品の中にいます。朗読者はただただ語り手を追体験すればいい。「それが大変」という声が聞こえてくる気がしますが…^^;
朗読で目指すのは、優れた文学作品を豊かに味わうこと。
人生の糧となるような読書を重ねて、少しずつでも人として成長・成熟していきたいと思っています。withコロナの時代も精進の毎日です(^^)

2020年7月17日金曜日

音読と朗読の違い…追記

今回は、前回のブログの続きです(^^)

音読は、文字を読み上げる行為でしたね。文字を読み上げるとは、文字言語を音声言語に変換する、文字を音声化するなど、いろいろな言い換えが可能です。
もちろん朗読も、そのスタート地点では文字を読み上げますが、読み上げ行為から離れたときに、いよいよ朗読が生まれます!
『守・破・離』という言葉を借りて話を進めましょう。
文学作品の文章をただ読み上げているのは、『守』の段階。読み間違えないように注意して読み上げるのも、アクセント等に気をつけて読み上げるのも、まだ『守』です。
この段階から、さらに時間をかけて作品を読み込んでいって、表面的・辞書的な意味にさらに厚みを持たせて言葉・文章を読み上げられるようになったなら、それは『破』の段階に入ったといえるでしょう。でもこれでは未だ音読の域です。
語り手を追体験する朗読にあっては、朗読者は文字を目で追ってはいません。もはや本は、朗読空間を成立させる装置に過ぎません。『守・破・離』の『離』…すなわち活字(本)を離れることができたとき、ようやく心に響く朗読が誕生します(^^♪

2020年7月16日木曜日

音読と朗読の違い☆

〈音読〉が文字を読み上げていく行為だとすると、〈文学作品の朗読〉は、作品をどう読んだ(体験した)かを朗かにしていく行為です。

名古屋西高校創造表現コースの皆さんとの授業。岸田衿子さんの『だれも いそがない村』という奥行きのある詩を鑑賞したいと思いました。朗読は、文学鑑賞のもっとも優れた手段のひとつだと考えています。
まずは半数ほどの皆さんが、とても上手に音読してくれました。〈読み聞かせ〉のように、聴き手である私に語りかけるように音読してくれた生徒さんも何人かありました。

私は、皆さんの朗読をぜひ聴きたいと思いました。

「語り手を追体験するのが朗読ですよ」と言っても何のことやら…ですよね。具体的に一つ一つの言葉を取り上げ、語り手の体験を一緒に追ってみることにしました。すると、丸木橋が見えてきました!だれもいそがない村に行ってみたいと思ったし、まめのつるに咲くかわいい花を感じることもできました!皆さん、どうもありがとう。わずか4行で時間切れになってしまいました、ごめんなさい(^^;;
朗読がどういうものなのか…今日の授業で少しでもお伝えすることができたならとても幸せです(^^♪

2020年7月14日火曜日

「朗読はじめの一歩」第3回目講座

名古屋の地下鉄。ほとんどの方がマスクを着用。しかも、窓は開けていて換気もだいじょうぶ。有難いです。感謝です(^^)

12日は「朗読はじめの一歩」講座がありました。お元気な笑顔が揃い、あたたかいエネルギーが教室にあふれます。
身体の緊張を取ってから腹式発声の確認をいたしました。ロングトーンの15秒もほぼほぼ達成。すごいですね!続いて「五十音のうた」を最後までご一緒に読み上げました。音の高低をコントロールする意識を持つこと。腹筋を使って声を支えること。表情筋・舌筋を大きく、声帯をバランスよく使うこと。身体と声が上手にリンクするようになってきますね!焦らずに、楽しみながら、少しずつ進めてまいりましょう(^^♪

2020年6月28日日曜日

「朗読はじめの一歩」第2回目講座

4月期の講座が、コロナの影響で4月5月休講。ようやく6月からスタートして、今日は2回目のレッスンでした(^^)

「朗読はじめの一歩」という講座名ですが、朗読に限らず…アナウンスでもスピーチでもディベートでも会話でも身につけておきたい腹式発声の練習から始めています。
今日はまず、前回学んだ腹式発声が身についていることを確認し、次にアクセントについてお話をしました。用意したテキストは、北原白秋の『五十音のうた』です。平板・頭高・中高・尾高アクセントの理解を深めて、音の高低を自在にコントロールできる身体を造っていきます。 次回はサ行の文から♬

身体を整え声を出す…気持ちの良いひとときです(^^♪

2020年6月20日土曜日

現代の朗読 本当の朗読とは…(^^)

アナウンス原稿や教養書etcと文学作品とでは、そもそも目的が違います。前者は事実や知識を伝えようとしますし、後者は経験それ自体を伝えようとしています。

『これが本当の朗読だ』というタイトルに惹かれて読んだ本の中に、芥川龍之介の小説に関する記述がありました。
「芥川は、読点の付け方が正確ではなく、その通りに朗読すると伝わりにくい。わかりやすく伝えるために、読点の位置を付け替えなさい。 読点を省きなさい」というような
内容でした。芥川の文学を、アナウンス原稿と同じように扱っているのです。何も疑わずに、これが本当の朗読なのねと鵜呑みにする方がいらっしゃったら悲しい。これでは宝の持ち腐れどころか作品が歪んで届いてしまいます。

芥川が伝えようとしているのは経験です。まさに読点通りの息遣いです。身体です。心情です。読点を大事に考えることから、芥川作品の受容は深まっていくのです。

話を戻します。経験を伝えようとしている文学作品は、「体験する」という読み方を待っています。表面だけ、字面だけを追っていては体験になりません。時間をかけて頭も身体も総動員して、言葉に深くコミットすることが大切です。それでも、経験値を超えるコミットメントはなかなか難しい…。自分だけで読んでいては、そう簡単には超えられません。もし他者の読書体験に接する機会を持てたならば、刺激を受けたり、気づきが生まれたりして、さらに豊かな読書体験ができます。
優れた朗読には、聴き手の読書をより豊かな体験へと導く力があります✨そんな朗読こそ現代に存在意義を持つ朗読なのでしょう。前近代を引き摺ったままの朗読(上手なわかりやすい読み上げ行為)を超えた現代の朗読を目指します。ご一緒に豊潤な朗読文化を育んでまいりましょう(^^♪

2020年6月9日火曜日

再開に感謝!再会に感激!!

先週からニューノーマルの生活が始まっています(^^♪

久々に皆さまの麗しい笑顔に会えて…嬉しくてルンルンと
心も身体も弾んでまいります♫ ありがとうございます!!
7月から再開をお考えの皆さま、お会いできるのを心待ち
にしておりますね。ご事情があり外出を控えたい皆さまに
向けては、オンラインのレッスンも考えています。どうぞ
ご遠慮なくお尋ねくださいませ。

マスクの着用とソーシャルディスタンスの確保を徹底し、
動き出した社会生活を止めず前に進みたいものです。
来月からは、全てのクラスを隔週レッスンに切り替えて、
行き帰りの感染リスクが減らせるようにいたします。
引き続きしっかりと手洗いをして、飛沫を避けて避けて、
徐々にニューノーマルに慣れていけると…いいですね(^^)

2020年5月27日水曜日

チャンスと捉えて…(^^♪

マスクが欠かせない毎日です。話すこともなるべく控える
ニューノーマルの日々では、マスクに覆われない目の表情
がとても大事になってきます。そう、コミュニケーション
を取るため目で語らねばなりません。これがたいへん良い
練習となります(^^)

思い出してください。レッスンの際、眼輪筋や小頬骨筋を
しなやかに動かせるよう、トレーニングしてきましたね!
さあ!毎日の実践で表情筋を意識するチャンスです(^^♪

2020年5月15日金曜日

カルチャーセンター朗読教室の皆さまへ✨

皆さま その後お変わりございませんか?
きっと…体操や朝のお散歩、おうちの中でのウォーキング
、畑やお庭での作業等々でお身体を動かしながらお健やか
にお過ごしのことと存じます。
ようやく!朗読教室再開の日が見え始めました(^^♪
おそらく来月の第1週目から再開できそうです‼️
まだ心配だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
どうぞご自身のペースで再開させてくださいませ(^^)

もうすぐ皆さまにお会いできると思うと心が弾みます✨
どうかご油断なく引き続きウィルス飛沫にお気をつけて、
楽しく一日一日をお過ごしくださいますように☆彡

2020年5月12日火曜日

前回の続きを(^^♪ 『雪おんな』朗読のヒント

前回に引き続き『雪おんな』のラストシーンです(^^)↓

「それは、あたしーあたしーあたしなの!  この雪だったのです!  あのとき、わたしは、もしあなたがそのことをひと言でも洩らしたら殺す、と申しました!…(後略)」

お雪(雪おんな)にふさわしい音は見つかりましたか?

一つ目の「あたし」も、二つ目の「あたし」も、三つ目の「あたし」も、四つ目の「この雪だったのです」も、さらには次の「あのとき、わたしは、もしあなたがそのことをひと言でも洩らしたら殺す、と申しました」までも、すべてを〈なんで言っちゃったのよ!〉等の怒りの表現だけで通せるものでしょうか…激しさをただ増していく表現では、お雪(雪おんな)の心情に寄り添うことは難しいだろう思います。すべてが巳之吉を責める音・詰る音ならば、それはお雪(雪おんな)を一つの行動…巳之吉を殺す、という行動へと導きかねません。語り手の描写に即して、お雪(雪おんな)になりきって動いてみましょう。 目の前には巳之吉の顔がありますが、それは最初からお雪(雪おんな)の目に映っているのでしょうか?そうでないならば、どの辺りから目に入るのでしょう。巳之吉の表情も刻々と変化するはずです。
一つ目の「あたし」は、反射的に動いた身体から自然に身体の外に出る音、二つ目は、自分の言葉に促されて、自分が雪おんなであることをあらためて認識したときに出てくる音、そして三つ目は、自分がまさに雪おんなであることに絶望して漏れ出た音だと、私は思いました。そしてその後、ようやく巳之吉と対峙し、彼の眼に映る自分を見ながら「この雪だったのです」と伝えるひと言からは、絶望にさらに悲しみであったり痛みであったり…が加わった音声が聞こえてこないでしょうか?
お雪の身体の有りようも、その身体を奏でる心情も徐々に変容していくのですから、音質はすべて変わるはず。想像力でお雪を生きることで、見えてくるものは数多くありますね。(同じ言葉が並んでいるから変えておこうと、例えば…一つ目は弱く、二つ目は高く等々、表面的な音声を操作する、なんていうのはもっての外です💦)
もちろん作品受容はいろいろです。あなたが選び抜いたふさわしいと思う音を聴かせてほしいのです☆

優れた文学作品は、さまざまな受容を許容してくれる。だからこそ、朗読も芸術となり得るし面白いのですね。
フィクションの世界に逃げるのではなく、フィクションの世界に身を置くことで自分を成長させることができるから文学に惹かれます。そして、文学を豊かに鑑賞する有意義な手段となる朗読に、心底、惹かれています(^^)

2020年5月3日日曜日

朗読ライフ(^^)

心に響く朗読に必要なのは何でしょう?
言わずもがな魅力的な文学作品です。作家が生命をかけて創作した作品。朗読者は、語り手の語る言葉や登場人物の発話の言葉にふさわしい音声を見つけ出すため、試行錯誤し、悪戦苦闘し、挫折感と達成感を繰り返し味わいます。
その過程こそ、朗読者にとってのかけがえのない読書体験であり、深い作品受容へと至る色彩あふれる道のりです。
作品受容の豊かさは、心に響く朗読を支えてくれます(^^)

例えば、小泉八雲・作「雪おんな」(新潮文庫)のラストシーンで考えてみましょうか。お雪(雪おんなの化身)の台詞を抜粋してみました ↓

「それは、あたしーあたしーあたしなの!  この雪だったのです!  あのとき、わたしは、もしあなたがそのことをひと言でも洩らしたら殺す、と申しました!…(後略)」

さあ、ふさわしい音声を探してみてください。
小説(朗読)の台詞と、戯曲(芝居)の台詞との違いについても、ぜひこの機会に考えてみましょう(^^♪

2020年5月1日金曜日

5月になりました✨

皆さま お元気でいらっしゃいますか?

緊急事態宣言が出ている中、医療関係者の皆さまをはじめ
とする社会を支えてくださっている多くの皆さま、 本当に
ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

私たちにできることは、感染しないこと、させないこと。
今回のウイルスの怖しいのは、感染していても症状のない
人が感染を広げてしまうことです。たとえ症状がなくても
マスクをいたしましょう。マスクをしていても、他人との
距離をとりましょう。マスクをしていても、咳をするとき
には咳エチケットを意識し、大声を出してお喋りするのは
、いまは控えましょう。小さくても届く声の出番です。

皆さま くれぐれもお身体おいといくださいますように!
いつも通り、明るく笑顔で過ごしましょう!
安心してお会いできる日を楽しみにしております(^o^)/

2020年4月7日火曜日

レッスン再開のときには…

皆さま お変わりございませんか?

カルチャーセンターの方針で再開となった教室でしたが…
当面は休講します、と昨夜連絡が入りました。新型コロナ
ウイルスの心配なく、笑顔でお会いできるのはいつになる
のでしょうか…。いましばらくは我慢のときですね。

再会できたときには声のプレゼントを贈り合いましょう✨

会えない間はこんなふうに過ごしていましたよ〜、という
愉しいお話と朗読作品のプレゼントをご用意ください☆
私も広大な読書の森を旅しながら、魅力あふれる贈り物を
見つけたいと思っています。ワクワクします(^^♪

皆さま どうか身体も 心も お大切になさってくださいね。
飛沫にはくれぐれもお気をつけて。お元気で!!

2020年3月23日月曜日

こころ穏やかに和やかに…☆。。…

こころ穏やかにと願いますけれど…ニュースを見ていると
こころはザワザワとして落ち着きません(-。-;

朗読教室で繰り返し学んでいたことがチカラになります!
呼吸をコントロールすること。私たちには、呼吸法が身に
ついています(^^)
副交感神経を優位にしたいときには、横隔膜をしっかりと
下げる深い呼吸を。息を吐くときは横隔膜を徐々に上げて
なるべくゆっくりと。もちろん息を吸うのは鼻からです。
お散歩の際や安心できる室内では、なるべく深く呼吸する
ことを心がけてくださいね。逆に人混みでは、吸いかたに
注意を払って☆もちろん鼻呼吸で(^^♪
明るい声はステキです。ただウイルスの拡散を防ぐために
(発症せず本人の自覚がなくても他者に感染させてしまう
こともあるそうです)息の分量は抑え気味にしましょう。
上手に共鳴させればちゃんと届きます。適切な息づかいを
考える習慣は、朗読のタカラモノにもなるはずです。

先はなかなか見えてきませんが、どうかくれぐれもお気を
つけてくださいませ。ご一緒に乗り越えましょう!!

2020年3月8日日曜日

皆さま お変わりございませんか(^^)

新型コロナウイルスの感染を防ぐために、文化センターの
講座はすべてお休みとなっています。

いつも皆さまの素敵な笑顔からエネルギーを頂戴している
ので、お会いできない日が続くと元気がなくなります…
こういうときこそ、表情筋のチカラを借りて笑顔になって
楽しい気持ちでレッスンの再開を待ちたいと思います。

どうぞ皆さま  くれぐれもご自愛くださいますように(^^)

2020年3月3日火曜日

馬場駿吉先生とのイベントが延期となりました

コロナウィルスの影響で世間はざわざわとしています。
皆さまお変わりございませんか?くれぐれもお気をつけて
くださいますように☆彡

さて3月20日の馬場駿吉先生とのイベントは延期すること
にいたしました。ご予定くださっていた皆さまには大変
ご迷惑おかけいたします。本当にごめんなさい。

2020年2月24日月曜日

📖 わかりやすく伝えるために朗読するの?

アナウンス原稿を読むときの間は、聴き手にわかりやすく
伝えるためにアナウンサー(朗読者)が作る間です。それ
に対して、文学作品を朗読するときの間は、朗読者が作る
間ではなくて、朗読者に自ずと生まれる間です。
緩急も抑揚も同じ。作品の語り手や発話者に寄り添うこと
で自ずと生まれてくる。そして、だからこそ、緩急も抑揚
も間も、決して他者が決めるものではありません。

読書のもっとも魅力的なかたち、「究極の追体験」として
現代の朗読を捉えられるとステキですね(^^♪

2020年2月20日木曜日

文化のみち橦木館のカフェでのイベント『「地獄の季節」と「イルミナシオン」を読む』のご案内です(^^)

アルチュール・ランボーの作品「地獄の季節」と「イルミ
ナシオン」を、俳人の馬場駿吉先生が連句半歌仙のかたち
で新たに誕生させてくださいました。そのお披露目の会で
読ませていただけることに心より感謝しています。音楽は
、文学賞味会のパンフレットでもお力を貸していただいて
いる田邊さまと、打楽器の林さまにお願いしました。
カフェには、素晴らしい現代美術の作品も展示されていて
…とってもおしゃれで心地よいスペースです♫

原作:アルチュール・ランボー
連句半歌仙:馬場駿吉

朗読:石田麻利子
音楽:田邊武士(ファゴット)
            林美春(打楽器)

▼日時     3月20日 (金・祝 )18:00〜
▼場所   shumokucafe (文化のみち橦木館のカフェ)
▼会費   3500円   ▼定員   20名
▼お問い合わせ  shumokucafe℡080 237 4889

ご興味のある皆さま、ぜひお問い合わせください(^^♪


・・・・・☆☆☆☆☆・・・☆☆・・・・☆・☆☆☆


【「イルミナシオン」について】
アルチュール・ランボーの未完の散文詩。詩によって
詩を否定した作品で、100人の研究者がいれば100通り
の解釈が生じるといわれる。通常の読書のように熟読
精読をすれば確固たる手応えが掴めるものではなく、
読めば読むほど底知れぬ魅惑の世界に誘ってくれる。
(京都フィルハーモニー室内合奏団 第215回定期公演
パンフレット参考)

2020年2月12日水曜日

第16回 M.F PRINTS 版画展

今年も、名古屋市美術館近くのギャラリー聚さまにて開催
されているM.F PRINTS版画展を楽しませて頂きました(^^)

講師・加藤茂外次さまの作品と、加藤さまのもとで研鑽を
積んでいらっしゃる皆さまの作品…とても素敵で見惚れて
おりました。あたたかな良きひと時を過ごせて感謝です!
高羽版画工房の高羽さまはじめ、笑顔かがやく皆さまとも
お話できて…幸せな記憶は宝物です(^^♪

第16回 M.F PRINTS版画展は、2月16日(日曜日)まで
開かれています。ぜひ心豊かになるアート空間へ✨

2020年1月30日木曜日

イメージをしっかりと創る★

朗読者は、〈聴き手とのイメージの共有〉を目指しながら
朗読できるといいですね(^^)
朗読空間に存在するのは、言葉…音声を伴った言葉だけ。
それをもとにしてイメージを創るのは、聴き手自身です。
〈朗読を完成させるのは聴き手である〉ことを肝に銘じて
音声創りに励みたいと思っています(^^♪

2020年1月18日土曜日

本山 美Silent Hall ラウンジコンサート

吉田志門さんと碇大知さんのラウンジコンサートにお誘い
頂いて、本山の新しいホール美 Silent motoyama へ。

美しい会場にて限定90席のぜいたくなコンサートでした。
志門さんのテノールも碇さんのピアノもとても表情豊かで
うっとりしました(^^♪
ステキな時間をいただき誠にありがとうございました。

9月12日には、ザ コンサートホールで「第九」コンサート
を開催されるとのこと、楽しみにしております(^^)

2020年1月13日月曜日

『朗読はじめの一歩』スタート(^^)

昨日、新しい講座『朗読はじめの一歩』が始まりました。
(朗読教室の入門クラスも同じですが)皆さまには、身体
を楽器として意識するとはどういうことかをお話しして、
実際にご自身の身体を奏でていただきます(^^♪
「文系かと思いきや体育会系の要素もあるのですね!」
「私、こんな声が出るんですね!初めての体験です!!」
皆さまのステキな笑顔が輝いた75分でした。これからも、
どうぞ楽しんでご一緒ください(^^)

2020年1月10日金曜日

📖 聴くのではなくて…

音を〈聴く〉のではなくて、〈身体で感じる〉のですね…

今日、研究クラスのFさまがおっしゃったこと。その通り
ですね!!言葉には、その言葉を発する語り手・発話者が
います。いいなぁと思う朗読では、言葉を発している誰か
の身体が見えてきます。そのときまさに、言葉を〈身体で
感じている〉のでしょう。活字となって存在している言葉
にふさわしい音を創ろうとして、自分の身体を奏でている
朗読者を通して、作品の中にいる語り手・発話者の身体を
、聴き手は追体験することができます。

朗読者とともに言葉を、文学作品の世界を豊かに味わう…

至福の時間がそこにあります(^^)

2020年1月8日水曜日

NHKカルチャー2020初レッスン(^^)

久しぶりに皆さまのお健やかな明るい笑顔を拝見できて、
とても嬉しい幸せな1日でした(^^♪
恒例のスピーチをしていただきました♫ 内容は…昨年末の
クリスマス会のご感想、年末年始の出来事からこれは!と
いうとっておきのお話、そして今年の抱負・課題の三点に
ついてです。ステキなスピーチをありがとうございます!
今年も〈朗読を介在させた豊かな読書〉を皆さまとご一緒
に楽しみたいと思います。どうぞ宜しくお願いします(^^)

2020年1月2日木曜日

あけましておめでとうございます✨

初春のお慶びを申し上げます
お健やかに新しい年をお迎えのことと存じます
今年も明るく元気に朗読の道を歩いてまいります(^^♪
楽しい朗読ライフをどうぞご一緒くださいませ
皆さまにとって幸多き一年となりますように☆彡