2020年7月16日木曜日

音読と朗読の違い☆

〈音読〉が文字を読み上げていく行為だとすると、〈文学作品の朗読〉は、作品をどう読んだ(体験した)かを朗かにしていく行為です。

名古屋西高校創造表現コースの皆さんとの授業。岸田衿子さんの『だれも いそがない村』という奥行きのある詩を鑑賞したいと思いました。朗読は、文学鑑賞のもっとも優れた手段のひとつだと考えています。
まずは半数ほどの皆さんが、とても上手に音読してくれました。〈読み聞かせ〉のように、聴き手である私に語りかけるように音読してくれた生徒さんも何人かありました。

私は、皆さんの朗読をぜひ聴きたいと思いました。

「語り手を追体験するのが朗読ですよ」と言っても何のことやら…ですよね。具体的に一つ一つの言葉を取り上げ、語り手の体験を一緒に追ってみることにしました。すると、丸木橋が見えてきました!だれもいそがない村に行ってみたいと思ったし、まめのつるに咲くかわいい花を感じることもできました!皆さん、どうもありがとう。わずか4行で時間切れになってしまいました、ごめんなさい(^^;;
朗読がどういうものなのか…今日の授業で少しでもお伝えすることができたならとても幸せです(^^♪

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