心に響く朗読に必要なのは何でしょう?
言わずもがな魅力的な文学作品です。作家が生命をかけて創作した作品。朗読者は、語り手の語る言葉や登場人物の発話の言葉にふさわしい音声を見つけ出すため、試行錯誤し、悪戦苦闘し、挫折感と達成感を繰り返し味わいます。
その過程こそ、朗読者にとってのかけがえのない読書体験であり、深い作品受容へと至る色彩あふれる道のりです。
作品受容の豊かさは、心に響く朗読を支えてくれます(^^)
例えば、小泉八雲・作「雪おんな」(新潮文庫)のラストシーンで考えてみましょうか。お雪(雪おんなの化身)の台詞を抜粋してみました ↓
「それは、あたしーあたしーあたしなの! この雪だったのです! あのとき、わたしは、もしあなたがそのことをひと言でも洩らしたら殺す、と申しました!…(後略)」
さあ、ふさわしい音声を探してみてください。
小説(朗読)の台詞と、戯曲(芝居)の台詞との違いについても、ぜひこの機会に考えてみましょう(^^♪
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