2021年3月24日水曜日

NHKカルチャー水曜レッスン

今日は、〈語り手〉や〈黙読を前提に創作された小説などの文学作品を音読するときの心構え〉を皆さまとともに確認することができました。さまざまな話し合いも生まれてワクワクの時間でした(^^♪

小説の言葉からは声が聴こえてくるとお話しくださった小野寺さま、その通りですね!語り手の声がそこにありますものね!音読者が文字言語に〈音声を与える〉のは、アナウンス原稿や演劇・朗読劇・語り芸などの台本です。前者はわかりやすく内容が伝わるように、後者は言葉に命を吹き込むように音声化すればいい。それに対して、音読者が文字言語に〈音声を取り戻そうと語り手を追体験する〉のが小説の朗読です。私の靴を脱いで語り手の靴を履く〈エンパシー〉を意識しましょう。私に語り手の音声なんて出せるのかしら…などと気にする必要はまったくありません。朗読は語り芸ではなく、読書なのですから。語り手を追体験することこそが大事。文学受容は確実に深まっていきます(^^)

実践Aでは山田さまと水野さま、実践Bでは小野寺さまと浅井さまの朗読にたくさんの刺激をいただきました。皆さまのご上達がとてもうれしくて!心よりありがとうございます。次回は『小僧の神様』三から始めましょう。芳子さまはじめ皆さまの朗読を楽しみにしています☆

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