2021年3月10日水曜日

NHKカルチャー水曜レッスン

 皆さまの笑顔と会えるレッスンは私の宝物の時間です✨

先日の文学賞味会について、さまざまなお言葉をいただきました。心よりありがとうございます!

文学作品の朗読を聴くとき、私たちは音声を取り戻した言葉を耳からインプットします。それは、映画や演劇・語り芸・ドラマリーディング・朗読劇などを見る場で聴くのと同じように感じるかもしれませんが、ずいぶん別のものです。後者は出来上がったものを受け取り完了しますが、前者はインプットした後に脳内でアウトプットをしてようやく出来上がり完了する〈読書〉です。その違いを、これからもていねいにお伝えしていきたいと思っています。どうかあせらず慌てずお付き合いくださいませ☆

水曜クラスで読み深めている志賀直哉の『小僧の神様』。多くの作家や批評家たちが志賀を「小説の神様」と呼びました。どうしてか…がだんだんとわかってきましたね(^^♪ 

10日のレッスンで〈二〉まで読み進みました。〈一〉と〈二〉は、仙吉にとっての起承転結「起」に当たります。「承」の仙吉の姿、勢いよく手を延ばし鮪の寿司をつまみあげる姿へとつながるように、語り手は読者を見事に引っ張っていってくれますね!どんな意図を持って語っているのかを汲み取って、活字に身体を取り戻してまいりましょう♫ 次回は山田さま、かおるさまからスタートですね。皆さまのご発表を楽しみにしています(^^)

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