2019年3月19日火曜日

📖 読書を体験にする(^^)

文学作品の解釈は多様だと思いますが、「どう読もうと私
の勝手でしょ」という声が朗読の向こうから聞こえてくる
と残念に思います。〈自分の読みたいように読む〉ならば
、作品から何を学べるのでしょうか。

もちろん、その方なりの解釈は大事。これまでの生き方や
育んでいらした感性から導かたれた解釈はその方にとって
かけがえのないものです。それは承知したうえで…作品と
素直に出会い自己を変容することは、さらに大事です✨

文学作品の中には、他者がいて、自分とは異質な生き方を
しています。ねじ曲げずそのまま受け入れることで、読書
という行為は、異質な他者と出会う体験になります。この
体験が、自己発見・自己変容を促してくれるのですね。

黙読が主流の読書に朗読を取り入れることで、文学作品と
ていねいに向き合う術を学ぶことができます。他者の解釈
に触れて、偏った作品受容に気づくことだってできます。
消費活動に過ぎなかった読書が、いつの間にか貴重な体験
の機会になっています(^^)

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