発表の場では、大好きな作品を選びたいと思っています。
一目惚れの大好きというよりも、たっぷりと時間をかけて
お付き合いをしたうえでの〈大好き〉です。時間が、発表
にふさわしい作品かどうか、ちゃんと教えてくれます。
朗読者からの一方的な片思いのままでは発表できない…と
感じています。朗読を前提に創作されてはいない作品から
「あなたにならば朗読してほしい」と言ってもらえたとき
(言ってくれるはず!!と確信を持てたとき)、ようやく
発表の場に立つ勇気が生まれます(^^)✨
「ほかの誰よりも作品のことを深く理解している」と胸を
張って言えるまで、時間とエネルギーを注いで、焦らず、
慌てず、諦めず、作品との関係を築いてまいります☆
2019年3月27日水曜日
2019年3月19日火曜日
📖 読書を体験にする(^^)
文学作品の解釈は多様だと思いますが、「どう読もうと私
の勝手でしょ」という声が朗読の向こうから聞こえてくる
と残念に思います。〈自分の読みたいように読む〉ならば
、作品から何を学べるのでしょうか。
もちろん、その方なりの解釈は大事。これまでの生き方や
育んでいらした感性から導かたれた解釈はその方にとって
かけがえのないものです。それは承知したうえで…作品と
素直に出会い自己を変容することは、さらに大事です✨
文学作品の中には、他者がいて、自分とは異質な生き方を
しています。ねじ曲げずそのまま受け入れることで、読書
という行為は、異質な他者と出会う体験になります。この
体験が、自己発見・自己変容を促してくれるのですね。
黙読が主流の読書に朗読を取り入れることで、文学作品と
ていねいに向き合う術を学ぶことができます。他者の解釈
に触れて、偏った作品受容に気づくことだってできます。
消費活動に過ぎなかった読書が、いつの間にか貴重な体験
の機会になっています(^^)
の勝手でしょ」という声が朗読の向こうから聞こえてくる
と残念に思います。〈自分の読みたいように読む〉ならば
、作品から何を学べるのでしょうか。
もちろん、その方なりの解釈は大事。これまでの生き方や
育んでいらした感性から導かたれた解釈はその方にとって
かけがえのないものです。それは承知したうえで…作品と
素直に出会い自己を変容することは、さらに大事です✨
文学作品の中には、他者がいて、自分とは異質な生き方を
しています。ねじ曲げずそのまま受け入れることで、読書
という行為は、異質な他者と出会う体験になります。この
体験が、自己発見・自己変容を促してくれるのですね。
黙読が主流の読書に朗読を取り入れることで、文学作品と
ていねいに向き合う術を学ぶことができます。他者の解釈
に触れて、偏った作品受容に気づくことだってできます。
消費活動に過ぎなかった読書が、いつの間にか貴重な体験
の機会になっています(^^)
2019年3月11日月曜日
📖 小説の朗読は更新されていきます(^^)
先週のNHKカルチャーのレッスンでは、「雪おんな」の
録音を聴きました。聴き応えたっぷりで、たいへん味わい
深いものでした。皆さまの発表が、わかりやすくて上手な
読み上げ行為にとどまらなかった、そして心揺さぶる表現
にまで育っていったのは、どうしてなのでしょうか(^^)
朗読マダム&ムッシュお一人お一人に、その方ならではの
作品への思いがあるからです。思いがあればこそ心に響く
朗読が生まれたのですね。思いが原動力になって作品理解
が深まります。言葉の表現に厚みが出てきます。どれだけ
時間とエネルギーを注いで取り組んでいらっしゃったのか
、朗読を聴くと手に取るようにわかります🎵
表面的な音声表現指導にならないよう、心がけています。
「間が少しだけ短い」とか「ここはさらに高い音で」とか
…間の取り方や、音の高低や緩急についてのアドバイスは
、音質によって変わってきます。まず作品分析から始めて
、自分の解釈を獲得すること。すると音質が確定します。
どのような語り手が、どのように語っているのか…感じて
考えてイメージすることから、朗読は始まるのですね✨
作品への思いに導かれた豊かな受容を、音声表現に的確に
反映させるために、楽しい試みが続きます。この試行錯誤
のなかで、作品受容がさらに豊かに育つことがままあって
、それに伴い朗読もどんどん更新されていきます(^^♪
録音を聴きました。聴き応えたっぷりで、たいへん味わい
深いものでした。皆さまの発表が、わかりやすくて上手な
読み上げ行為にとどまらなかった、そして心揺さぶる表現
にまで育っていったのは、どうしてなのでしょうか(^^)
朗読マダム&ムッシュお一人お一人に、その方ならではの
作品への思いがあるからです。思いがあればこそ心に響く
朗読が生まれたのですね。思いが原動力になって作品理解
が深まります。言葉の表現に厚みが出てきます。どれだけ
時間とエネルギーを注いで取り組んでいらっしゃったのか
、朗読を聴くと手に取るようにわかります🎵
表面的な音声表現指導にならないよう、心がけています。
「間が少しだけ短い」とか「ここはさらに高い音で」とか
…間の取り方や、音の高低や緩急についてのアドバイスは
、音質によって変わってきます。まず作品分析から始めて
、自分の解釈を獲得すること。すると音質が確定します。
どのような語り手が、どのように語っているのか…感じて
考えてイメージすることから、朗読は始まるのですね✨
作品への思いに導かれた豊かな受容を、音声表現に的確に
反映させるために、楽しい試みが続きます。この試行錯誤
のなかで、作品受容がさらに豊かに育つことがままあって
、それに伴い朗読もどんどん更新されていきます(^^♪
2019年3月5日火曜日
📖 ありがとうございました(^o^)/
春のあたたかな日差しのもと、豊田朗読研究会の皆さまの
発表会を、お陰さまで楽しく開催することができました。
ご出演の皆さまの大切なご友人の方など、素敵なマダムの
皆さまがたくさん足をお運びくださって、会場は、華やか
で優しい良い香りに満たされたようでした(^^)✨
島崎藤村の童話作品で始まって、吉行和子さんのエッセイ
、近代小説から菊池寛の「形」、田辺聖子さんのエッセイ
、最後に、斉藤隆介さんの「東・太郎と西・次郎」という
プログラムでした。〈朗読とは、こういうものだ〉という
思い込みを持っていらっしゃる方には、〈朗読って、何を
テキストにするかによって、こんなにもさまざまな表情を
見せるものなんだ〉と思っていただけたかもしれません。
もしそうならば、とてもとても嬉しい(^^)
演劇という括りのなかに、歌舞伎や新劇、能etc…さまざま
あるのと同じように、朗読という括りのなかにも、色々な
表現があるのですね。「マイクは使ったほうがいいのか?
それとも無しのほうがいいのか?」「本から目を上げ客席
を見るのは効果的なのか?否か?」「座って朗読するのか
?それとも立つのか?」等々は、テキストが何かによって
考えることです。一概に言い切れるものではありません。
「テキストとする文学作品を輝かせたい。文学作品の魅力
を聴き手の皆さまと共有したい」と願いながら、語り手の
語りに耳を澄ませて、ふさわしい音を見つけてくださった
豊田朗読研究会・朗読マダムの皆さま、素晴らしい発表会
をプレゼントしてくださってありがとうございました!!
ご一緒に朗読を聴いてくださった皆さま、誠にありがとう
ございました!そして、進行をお手伝いくださったホール
スタッフの皆さま、たいへんお世話になりました!
打ち上げのお茶会も心弾んで、感謝感激の1日でした(^o^)/
発表会を、お陰さまで楽しく開催することができました。
ご出演の皆さまの大切なご友人の方など、素敵なマダムの
皆さまがたくさん足をお運びくださって、会場は、華やか
で優しい良い香りに満たされたようでした(^^)✨
島崎藤村の童話作品で始まって、吉行和子さんのエッセイ
、近代小説から菊池寛の「形」、田辺聖子さんのエッセイ
、最後に、斉藤隆介さんの「東・太郎と西・次郎」という
プログラムでした。〈朗読とは、こういうものだ〉という
思い込みを持っていらっしゃる方には、〈朗読って、何を
テキストにするかによって、こんなにもさまざまな表情を
見せるものなんだ〉と思っていただけたかもしれません。
もしそうならば、とてもとても嬉しい(^^)
演劇という括りのなかに、歌舞伎や新劇、能etc…さまざま
あるのと同じように、朗読という括りのなかにも、色々な
表現があるのですね。「マイクは使ったほうがいいのか?
それとも無しのほうがいいのか?」「本から目を上げ客席
を見るのは効果的なのか?否か?」「座って朗読するのか
?それとも立つのか?」等々は、テキストが何かによって
考えることです。一概に言い切れるものではありません。
「テキストとする文学作品を輝かせたい。文学作品の魅力
を聴き手の皆さまと共有したい」と願いながら、語り手の
語りに耳を澄ませて、ふさわしい音を見つけてくださった
豊田朗読研究会・朗読マダムの皆さま、素晴らしい発表会
をプレゼントしてくださってありがとうございました!!
ご一緒に朗読を聴いてくださった皆さま、誠にありがとう
ございました!そして、進行をお手伝いくださったホール
スタッフの皆さま、たいへんお世話になりました!
打ち上げのお茶会も心弾んで、感謝感激の1日でした(^o^)/
2019年3月3日日曜日
📖(文学作品の)朗読を聴く(^^)
〈(文学作品の)朗読を聴く〉とは、作品世界を朗読者と
ともに旅するようなもの。自分一人だったなら通り過ぎる
場所なのに、時間をかけて、仔細に観察させられることが
あるかもしれません。前だけ見て早く進みたいのに、歩み
を止めて上を見るように下を見るように、と促されるかも
しれません。ひとたび朗読を聴き始めたら、あとは覚悟を
決めて⁉︎朗読者と行動をともにするしかないのです^^;
優れた朗読者は、素晴らしい旅を経験させてくれます。
優れた朗読者と一緒なら、一人ではとうてい味わうことの
できなかった旅の醍醐味を堪能することができます。
さあ、いい朗読を聴いて、自分一人で作品と向き合った時
には気づかなかった文学の魅力とぜひ出逢ってください。
先週と今週の朗読教室・研究クラスでは、朗読マダム&
朗読ムッシュの皆さまが、気合いを入れて小泉八雲・作
「雪おんな」のいい朗読を聴かせてくださいました。
時間とエネルギーをたっぷりかけて、課題の「雪おんな」
と向き合ってくださって本当にありがとうございました!
聴かせていただき、とても豊かな旅ができました(^^)✨
ともに旅するようなもの。自分一人だったなら通り過ぎる
場所なのに、時間をかけて、仔細に観察させられることが
あるかもしれません。前だけ見て早く進みたいのに、歩み
を止めて上を見るように下を見るように、と促されるかも
しれません。ひとたび朗読を聴き始めたら、あとは覚悟を
決めて⁉︎朗読者と行動をともにするしかないのです^^;
優れた朗読者は、素晴らしい旅を経験させてくれます。
優れた朗読者と一緒なら、一人ではとうてい味わうことの
できなかった旅の醍醐味を堪能することができます。
さあ、いい朗読を聴いて、自分一人で作品と向き合った時
には気づかなかった文学の魅力とぜひ出逢ってください。
先週と今週の朗読教室・研究クラスでは、朗読マダム&
朗読ムッシュの皆さまが、気合いを入れて小泉八雲・作
「雪おんな」のいい朗読を聴かせてくださいました。
時間とエネルギーをたっぷりかけて、課題の「雪おんな」
と向き合ってくださって本当にありがとうございました!
聴かせていただき、とても豊かな旅ができました(^^)✨
登録:
投稿 (Atom)