2017年2月13日月曜日

小説の朗読を考える❶

朗読とは、活字(文字)として存在していることばに、
ふさわしい音を与えていく行為です。

アナウンス原稿や告知文には、
「わかりやすさ」という正解の物差しがあります。
アナウンス原稿を朗読するならば、
例えばNHKの夜7時のニュースのアナウンサーの方が、
良いお手本になりますね。
また、語り芸といわれる講談や落語の台本の朗読にも、
時間をかけて編み出されたお手本があります。
これらのことばは、声に出して読まれて完成することを前提に、
綴られた活字(文字)です。

一方、小説は黙読を前提に創作されています。
声を与えてくれと言っていることばではないのです。

聴き手と作品との良き出会いを演出する朗読を目指し、
精進いたします☆彡




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