『カリフォルニア州 ヨコハマ町』毎日新聞社 1978/12 刊
ご紹介頂いた短篇集から、「子供たちよ」「素晴らしい
ドーナツを作る女」「七丁目の哲学者」「ママの怒り」
「テルオ(あるいは、トシオ・モリ)」そして「終点」を
読みました。本の帯には「日系アメリカ人のなかから文学
は生まれなかった、という俗説をみごとに打ち破って、約
三〇年も前に出版されたみずみずしい短篇集が、いま格調
高い訳文を得て、私たちの前に送り届けられた。(中略)
これは、私たちが知らないでいたアメリカ文学である」と
書かれています。by 猿谷要さん。
並行してもう一冊。読もうと思いながらずいぶん先送りに
してきたトルーマン・カポーティの『冷血』をようやく。
読み始めたらあっという間でした。新潮文庫、佐々田雅子
さんの訳です。
懸け離れた印象の二作品だけれど、共通する言葉の重みに
、作家の人生までも見えてくる思いがいたしました。
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