2018年4月30日月曜日

朗読の存在意義☆

朗読の存在意義について問い続けることは、大事な仕事
の一つだと感じています。

小説も詩も(もちろん例外はありますが)、黙読で享受
されることを前提に創作されます。いわゆる、語り芸や
お芝居の台本、歌詞などと違うところです。小説や詩を
豊かに受容するために朗読は存在するのだと考えます。
優れた受容に支えられた朗読は、ときに作品を輝かせる
ことができます。作品を輝かせる朗読を目指すことが、
小説や詩の豊かな受容を促すのです。文学作品に対する
リスペクト無しには、聴くに値する朗読は生まれないと
思います。逆に、作品をリスペクトする気持ちがあれば
、心に響く朗読は(時間はかかるかもしれないけれど)
いずれ、必ず生まれます(^^)

「発表したいから発表する。何が悪い?」という態度が
いかに傲慢であるか。「作品を輝かせたい。作品の魅力
を共有したい」と真摯に取り組む姿がいかに美しいか。
小説や詩の朗読を聴いていると、朗読者の心の在りよう
が、見たくなくても透けて見えてきます。謙虚に、感謝
を胸に、精進してまいります☆

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