2018年2月14日水曜日

朗読で生まれる至福のとき☆

いい小説を読むと、心が喜んでいるのを感じます。
その小説を、いい朗読で聴くと…これはもう至福……心も
身体も、37兆個ある細胞のひとつひとつが、喜びで満た
されて、身体の内側から湧き上がる感動体験です(^^♪

いい朗読からは、「私の表現はこうなの」という自己主張
も、「私の朗読、上手でしょ」という奢りも、聴こえては
きません。朗読者は、淡い存在へと薄れ、小説の中にいる
語り手が見えてきます。表情が見えてくるのです。そして
語り手の描く情景が目の前に広がります。温度や、湿度や
風といった空気の動きも感じます。登場人物たちの身振り
や心情も、身体のどこか深いところにまで響いてきます。
いい朗読は、聴き手の想像力と創造力を上手に誘ってくれ
ます。だから結果として、聴き手は、朗読者との共同作業
で作品世界を創り上げていけるのですね。

もちろん、朗読者だけでなく、聴き手の力量も問われるの
でしょう。「感じながら聴こう」と素直な受容を重ねて、
聴くチカラ✨UPさせていきたいと思います(^^)

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