2017年12月25日月曜日

小説の朗読

朗読を、文字言語に、ふさわしい音を与えるワークとする
と……その中に、アナウンスも、ナレーションも、ドラマ
リーディングも、朗読劇も、果ては、講談や、落語までも
入ってくるのかもしれません。そして、小説の朗読をする
ときには、これらのうちのどれもが、ある程度のレベルで
表現できる力がついているといいなと思います。
小説にもよりますが、事実を事実として、主観をなるべく
排除して語る語り手もいます。結果はアナウンスですね。
ナレーションの際に提示する映像は、小説の朗読の際には
朗読者の頭の中に流れています。小説における登場人物が
語る台詞は、ドラマリーディングや朗読劇での表現をもと
に調整しますし、戦闘シーンなどでは、講談と同じような
朗読が生まれ、テンポ良く軽やかに進むシーンでは、落語
の練習が役に立ちます。話芸を参考にし技術を磨くことは
とても大切です。そして、さまざまに変化するさまざまな
語り手の語りぶりや、登場人物の台詞のそれぞれを、どう
まとめて作品世界を創り上げていくのか……舞台の演出家
や映画監督のようなセンスを学ぶことも、朗読者にとって
とても大事なことですね(*^^*)

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