今年もたいへんお世話になりましたm(__)m

2017年も大晦日になりました。今年もたくさんの皆さまに
お世話になり、朗読の道を歩むことができました。心より
感謝申し上げます。誠にありがとうございました！
このブログもご覧いただけてとても嬉しかったです(*^^*)
これからも、大切な皆さまと、朗読・文学の素晴らしさを
共有できるように、精進してまいります☆
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ(^o^)/✨

今年最後の朗読教室(^^)

今日は、2017年最後の朗読教室でした。水曜実践クラス、
研究１クラスの朗読マダム＆ムッシュの皆さまとともに、
充実した時間を過ごせました。有難うございました(^^)
研究クラスの皆さまには、外郎売りの台詞を暗唱発表して
頂きました。天晴れでした✨皆さま久々に暗記という作業
にお取り組みくださったようです。ぜひお正月にはご親族
一同さまにもお披露目いただきたいと思います☆

外郎売りの台詞を、腹式発声の練習、高低コントロールの
練習、テンポコントロールの練習、表情筋の筋トレなどに
使わせてもらっています。そのうちに、外郎を売る語り手
の台詞として、すなわち、朗読のテキストとして使える日
がやってきます。基礎が身についている朗読者の台詞なら
、きっと外郎がたくさん売れますね！

今年、朗読に出逢ってくださった皆さまには、まず楽器と
しての身体を意識して頂きたいと思っています。そして、
音の引き出しを増やしていきましょう。高い音から低い音
まで、テンポが速かったりゆっくりだったり、とがった音
や柔らかい音……いろんな音を、楽しみながら、あなたの
身体で奏でてみてくださいね。そして、その音を１つ１つ
大事に引き出しにしまっていってください。３年くらいで
表現を支えてくれる身体と上等の引き出しができてきます
から。楽しみでワクワクしますね！どうぞあわてずに(^^)

豊田朗読研究会クリスマス会🎄

寒さ厳しいですが、心はホカホカです。
今日は、豊田朗読研究会のクリスマス会でした🎄✨
１日遅れとなりましたが、スピーチと朗読発表とで
創り上げてくださったプレゼントがとても充実した
内容で、心満たされる至福のひとときでした。この
慌ただしい年末に、こんなにも優雅で豊かな時間を
過ごさせて頂き、しみじみと幸せを感じました(^^)
豊田朗読マダムの皆さま、ありがとうございました。

小説の朗読

朗読を、文字言語に、ふさわしい音を与えるワークとする
と……その中に、アナウンスも、ナレーションも、ドラマ
リーディングも、朗読劇も、果ては、講談や、落語までも
入ってくるのかもしれません。そして、小説の朗読をする
ときには、これらのうちのどれもが、ある程度のレベルで
表現できる力がついているといいなと思います。
小説にもよりますが、事実を事実として、主観をなるべく
排除して語る語り手もいます。結果はアナウンスですね。
ナレーションの際に提示する映像は、小説の朗読の際には
朗読者の頭の中に流れています。小説における登場人物が
語る台詞は、ドラマリーディングや朗読劇での表現をもと
に調整しますし、戦闘シーンなどでは、講談と同じような
朗読が生まれ、テンポ良く軽やかに進むシーンでは、落語
の練習が役に立ちます。話芸を参考にし技術を磨くことは
とても大切です。そして、さまざまに変化するさまざまな
語り手の語りぶりや、登場人物の台詞のそれぞれを、どう
まとめて作品世界を創り上げていくのか……舞台の演出家
や映画監督のようなセンスを学ぶことも、朗読者にとって
とても大事なことですね(*^^*)

素敵なプレゼントありがとうございました！

昨日は朗読教室研究Ⅱ・Ⅲクラスのクリスマス会でした。
クリスマス会実行委員（快くお引き受けくださり感謝
です！）の朗読マダムが、素敵なプログラム等を用意し、
クリスマスムードを大いに盛り上げてくださいました✨
教室でお稽古していない作品を、高い完成度で魅力的に
発表してくださった朗読マダムの皆さまのご成長ぶりに
感激しました♫ご欠席の朗読マダム＆ムッシュの皆さま
も、録音で参加してくださったり、暖かなメッセージを
届けてくださったり……。嬉しい1日を頂きました！！
1年後の来年のクリスマス会が今から楽しみです(*^^*)

文学作品を輝かせる(^^)

「平面の世界を、立ち上がらせるのが朗読ですか？」と
熱心に取り組んで下さっている朗読マダムから、ご質問
がありました。文学作品は、私にとっては二次元の世界
ではないのです。紙面の中にもうすでに四次元の世界が
存在しています。ですから、「立ち上がらせる」という
言葉に、なんだか違和感があるのです…。四次元の作品
世界を、いろいろな角度から、時間をかけてていねいに
眺めてみて、作品の魅力を誰よりも感じて、その上で、
作品をより輝かせるには、どのように見せるのが、最も
効果的かを考え音を創っていく、言葉にふさわしい音を
吟味して与えていく……それが朗読だと考えています。
とてもやりがいのある、素敵な創作ジャンルです(^^)

中国最古の思想哲学をわかりやすく。

講演やセミナーetcで、全国を飛び回っていらっしゃる朗読
マダムが、新しく出版されたご本をお持ち下さいました。
さすが、易経研究の第一人者でいらっしゃいます！難しい
ことも、わかり易く身につく形でお書きになっています。
感激しながら夢中で拝読いたしました(^^)『こどもと読む
東洋哲学  易経 』竹村亞希子さん・都築佳つ良さん共著。

〈朗読〉を通して豊かな出逢いをたくさん頂いています♫
心より感謝し、精進してまいります☆

アーノルド・ローベルさん作「お手紙」の朗読

「お手紙」という作品（アーノルド・ローベルさん作・
みきたくさん訳）を朗読しています。主な登場人物は、
かえるくんと、がまくんです。2人の会話で進むシーンが
多いのです。そのようなシーンで、語り手は、「かえる
くんが、言いました」とか、「がまくんが、言いました」
とか……言葉少なく語るだけです。「かえるくんが」や
「がまくんが」と、朗読する音は、語り手の、がまくんや
かえるくんに対する、どのような眼差しを反映させている
のか？「言いました」をどのような表情で声に出すのか？
語り手の言葉数が少ないぶん、一音一音が、とても効果的
に響きます。語り手は、がまくんとかえるくんを、暖かく
見守っています。そして、聴き手に向ける表情は、とても
豊かです。というか、豊かなほうが魅力的です。語り手の
語る様子を、想像してみましょう！聴き手の表情の変化も
一緒にイメージすると…朗読の良きヒントになります(^^)

カズオ・イシグロさんの講演

今月７日、スウェーデン・アカデミーで行われた記念講演
のタイトルは、「私の二十世紀の夕べーそしていくつかの
ささやかな発見」。新聞は「私にとって大切なのは物語が
感情を伝えることであり、国境や分断を超えて人間が共有
するものに訴えかけるということだ」「困難な環境を乗り
越えるとき、文学がとくに重要だと信じる」といった言葉
を掲載し、未来が不確実な中で、文学が形式にとらわれず
さまざまな声を反映して多様性を確保する大切さを訴えた
と報じています。文学は大きな力を持ち得ると、わたしも
信じています。志高く創作された作品を、朗読を介在させ
た読書で、深く、ていねいに、味わいたいですね(^^)

聴き手とともに(^^)

秋に朗読を始められたばかりの、暖かな声をお持ちの朗読
ムッシュ、「聴き手に伝わるように読みたい」と、話して
下さいました。その通りですね。聴き手をおいてきぼりに
してはいけません(^^)  まず〈聴き手に伝わるように〉から
スタートして、その先に〈聴き手とともに作品世界を創り
上げる〉〈聴き手とともに作品世界に遊ぶ〉という、朗読
ならではの愉しみを発見して頂きたいと願っています✨

素直に受容しているだろうか…

朗読教室で、テキストの誤読に遭遇することがあります。
ずいぶん前ですが、どうしてそういう朗読になるのだろう
かと、理解に苦しむことがありました。「ここには、こう
書いてありますね」とお示ししても、聴く耳持たず…で、
ご自分の見たい世界に合わせて都合よく、書いてあること
を歪めてしまわれます。言葉にふさわしい音は、一つでは
ありません。正解は幾つもあります。未熟な音なら育てれ
ばいいのです。でも、誤読から生まれるのは、ふさわしく
ない音ですから、誤読から脱出せねばなりません。

人は見たいように見ます。誰にもそういう面はあります。
もちろん私にも。だからこそできる限り素直に見ること、
まっすぐ見ることを、心がけたいと願います。日常生活で
の「見方の歪み」は、自ずと読書にも反映され、朗読する
際に露呈します。怖いけれど、自分の偏りに気づけること
、そして修正できることは、とても有り難いことです(^^)

上質な朗読を目指して(^^)

「自分で読んだときには気付けなかった作品の面白さに、
朗読を聴いて気付けました」「朗読で聴くまで、これほど
魅力ある作品だとは感じられなかった。もう一度読んで
みたいと思います」etc…このようなご感想を頂くたびに、
文学作品と読者を美しく結ぶところに、朗読の存在意義が
あるのだなあと、しみじみ嬉しく思います。

朗読者が、どれほど時間をかけて、作品の魅力を理解した
のか。その理解を朗読に反映させるために、どれほど努力
を重ねたのか…。わかる人にはわかることです。精読する
からこそ得られる感動を、朗読を聴いてくださる方にも、
プレゼントできるといいですね！パッと見が良くても中身
はスカスカ…ではなく、パッと見も中身も充実している、
上質な朗読を目指してまいりましょう(^^)

今日は日曜朗読サロンの初めての発表会でした。たくさん
の暖かいお客様に見守られて、朗読マダム＆朗読ムッシュ
の皆さま、素敵に輝くことができました！！お越し頂いた
お客様に、心より感謝を申し上げます。どうもありがとう
ございましたm(__)m
そして日曜朗読サロンの朗読マダム＆ムッシュの皆さま、
ゲストの朗読マダムの皆さま✨たいへんお疲れ様でした！
良き１日を頂きました。誠にありがとうございました(^^)

朗読教室クリスマス会🎄2017

クリスマスが近づいてきました🎄
朗読教室では、毎年クリスマス会があります☆
お約束は、クリスマスプレゼントを持参すること。
クリスマスプレゼントとは声のプレゼントです♫
スピーチと朗読を組み合わせて、６分程の時間を
プロデュースして頂きます。
このクリスマス会、毎年ほんとに素晴らしくて！
聴き手の笑顔を願いながら選んでくださった作品
が、心のこもった朗読でキラキラ輝きます✨それ
に、スピーチも年々お上手になり惚れ惚れします。
今年１年の成長ぶりを魅せて頂けるクリスマス会、
いまからワクワクしています(*^^*)

朗読教室・研究１クラスの朗読マダム＆ムッシュの
皆さまには新年会でお年玉として声のプレゼントを、
名鉄カルチャーの朗読マダムの皆さまには…６月の
お楽しみ会にて声のプレゼントをお願いしました。
来年は、嬉しい時が１月と６月にも！楽しみです♫

朗読を学ぶ喜び✨

「朗読を学んでいて、ほんとよかったです〜」と話して
くださる朗読マダムに、「私もです！」とお応えする…
ちょくちょく生まれる、嬉しい嬉しいやり取りです(^^)

朗読教室でテキストとして取り上げる作品は、熱い思い
で創作された優れた文学作品です。時間とエネルギーを
注いで、頭と心と…身体も使って、ていねいに作品理解
を深めていきます。朗読の舞台表現的側面が、文学受容
の有り方を、より真剣なものにしてくれるのですね。
テキストの中には、美しい日本語も、そうでない日本語
も存在していますが、様々な言葉で織り上げられた作品
世界は、それはそれは豊かで…生きる喜び、愛する喜び
を教えてくれます。このような作品とじっくり向き合う
機会を持てて、朗読の道を歩いていて本当によかった！
素晴らしい文学作品は、人間について考えることを促して
くれます。脳は活性化し、心はしなやかになります。
そして朗読は、身体を楽器にして声をしっかり出します。
健康でいられる…〈朗読を学ぶ喜び〉の身体編ですね♫

講演会のこと(^^)

先日、日本教育会愛知県支部講演会でお話をする機会を
頂きました。テーマは「朗読の魅力」で、２時間の講演。
７０名ほどの高校の先生方に、どのように「朗読の魅力」
をお伝えしようか、いろいろ考えてみましたが、実際に
体験して頂くのも良いかしら…と、講演の後半、３名の
先生を前にお呼びし、朗読にチャレンジして頂きました。
ご一緒に作品理解を深めるうちに、表現がどんどん豊か
に、繊細に。 とても素敵な朗読が生まれました✨
後日、頂戴した丁寧なお礼状には、「普段何気なく発して
いた言葉にも、ふさわしい音を与えることで、音そのもの
から感情の揺れなどを感じ取ることができ、聞き手の気持
ちが大きく変わることを知りました。授業はもちろんの
こと、学校行事の様々な場面で、今回の講演で学んだこと
を生かしたいと考えております」とありました。お言葉を
励みにして、朗読だからできること、朗読にしかできない
ことを、これからも追究していきたいと思います(^^)