2017年9月4日月曜日

思い入れはたっぷりです(^^)

「小説の朗読をする際に、思い入れたっぷりに台詞
のところを読まないでほしい」と、おっしゃる方が
いますが、その物言いは誤解を生むかもしれません。
「思い入れたっぷりのように聴こえる下手な朗読は
聴きたくない」ということですよね。
思い入れなど少しもないのに、表面的には思い入れ
たっぷりのように聴こえる朗読も多いです(ーー;)

思い入れたっぷりに読んではいけない、わけでは
ありません。思い入れたっぷりでないならば朗読
しようとは思いません。思い入れはたっぷりのまま、
表現を的確にすればよいのです。
思い入れたっぷりに読むのが良くないのではなく、
表現が的確でないのが良くないのです。聴き手に、
気持ち悪いと思われる表現だから良くないのです。
作品が台無しだと思われる表現が良くないのです。

大切なのは、自分の耳を鍛えることです。良い朗読
をしっかり聴いて、何が良くて何が良くないかを聴き
分けられる聴くチカラを育むことです。そして自分の
朗読を、客観的に聴けるようになるといいですね(^^)

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