あゝ言葉が世界を創るんだ……と、あらためて実感させて
くれるのが小説の言葉です。言葉によって、何もなかった
ところに、さまざまな景色が、匂いが、手触りが、陰影が
、風が、感情等々が立ち現れてきます。小説の言葉が持つ
凄まじいまでのエネルギーをしっかりと受け止め、小説の
中にいる語り手が言葉で創り上げようとする〈何か〉を、
繊細かつ豊かに感じとりたいと思います。そして、次には
聴き手に、その〈何か〉を感じとってもらえるような音を
創りたいと思います。
9月30日の文学賞味会では、ツルゲーネフの「あいびき」
を朗読します。素敵なホールに、ロシアの秋、白樺の林
が生まれますように☆彡
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