朗読とは、活字(文字)として存在している言葉に、音を
与えていく作業です。朗読するテキストには、優れた文学
作品(長く愛され読み継がれている作品)を選ぶようにと
心がけています。優れた作品と過ごす時間は、知性と感性
への水遣りtimeになりますから🎵
朗読マダム&朗読ムッシュの皆さまの朗読を聴いて、記号
としての文字をただ音声化しているように聴こえたときは
その音をお選びになった理由を尋ねます。「とくに理由は
なくて……」とおっしゃる場合には「語り手(登場人物)
は何がしたいのか考えてみましょう」etcと、読みを深める
ための伴走をしていきます。読みはしっかりしているにも
関わらず、その読みが朗読に反映されていない、と感じた
場合には、音声表現の技術面のアドバイスをします(^^)
時間をかけて、ていねいに味わうことで見えてくる作品の
魅力があります。それを聴き手と共有できたとき、朗読の
発表は、とても大きな意味を持つのだと思います(^^♪
2018年7月24日火曜日
2018年7月18日水曜日
CD『夢一夜』のご感想から(^^)①
この4月から朗読教室に通ってくださっている素敵な朗読
マダムの皆さまが、CD『夢一夜』(音楽は谷川賢作さんと
続木力さん)を聴いたご感想を寄せてくださいました。
その中から少しご紹介させていただきます。朗読は朗読者
と聴き手とで創り上げるもの。朗読を完成させてくれるの
は聴き手の皆さまだとあらためて感じています(*^^*)
「一人で活字を追いながら作品の世界を見つけていく黙読
とは違って、朗読は、それぞれの解釈を持っている朗読者
と聴き手とが、同時に作品を共有し、お互いに影響される
ことになります。朗読者が、声・テンポ・間etc多くの表現
をもって訴えるものが、聴き手が一人では気づけなかった
解釈の世界へと導いてくれているようです。朗読の世界を
端っこからちょっと覗いてみた段階ですが、きっとこの奥
は、とても広く深いのだなと想像します。現在のところは
聴き手オンリーですが、聴き手は、朗読者に対して、何を
どのように伝えているのだろうかと、ふと思いました。
(中略)
「第一夜」
男の言葉が淡々と 朴訥と 無表情の声質で語られていて、
その男は、そこにいる男である という以外に何もない
男で、その周辺の景色と共に墨色で朗読されているよう
です。それが、この夢物語を なんとなく素直に受け入れ
てしまう素地を作っているようにも思われます。そこへ
男によって語られていた女が声を出します。その声から
この女は こんなにも美しくてはかない人だったのだと
はたと気づかされ、意志の強い性格を持った人なのだと
感じさせられました。真珠貝 月光 苔 星のかけら 唐紅
の太陽 百合などが、墨色の世界に女の色を置いていく
ようで、そこはかとない妖艶な世界を見るようでした。
「鼻」
僧の心情が、立派な人っぽくない口調で朗読されていて
、僧といえども、悩みは俗人と同じなのだということが
よくわかり、作品を面白くしていると思いました。弟子
の足のあかぎれを見ながら痛うはないと答える場面に、
僧の内心の期待と喜びと、弟子に対する威厳・プライド
などが入り混じった気持ちが、目に浮かぶように面白く
感じられました。
「雪」
大好きな詩です。この朗読と音楽を聴いて、太郎と次郎
は普段からあたたかく灯のともった仲の良いにぎやかな
家族に囲まれていることを想像しました。静かな詩の裏
に、色と音が隠れていたのだなと……」
聴き手は、朗読者に対して、何をどのように伝えている
のだろう……是非またお話したいと思います☆
墨色の世界に女の色を置いていく……綺麗な表現!
マダムの皆さまが、CD『夢一夜』(音楽は谷川賢作さんと
続木力さん)を聴いたご感想を寄せてくださいました。
その中から少しご紹介させていただきます。朗読は朗読者
と聴き手とで創り上げるもの。朗読を完成させてくれるの
は聴き手の皆さまだとあらためて感じています(*^^*)
「一人で活字を追いながら作品の世界を見つけていく黙読
とは違って、朗読は、それぞれの解釈を持っている朗読者
と聴き手とが、同時に作品を共有し、お互いに影響される
ことになります。朗読者が、声・テンポ・間etc多くの表現
をもって訴えるものが、聴き手が一人では気づけなかった
解釈の世界へと導いてくれているようです。朗読の世界を
端っこからちょっと覗いてみた段階ですが、きっとこの奥
は、とても広く深いのだなと想像します。現在のところは
聴き手オンリーですが、聴き手は、朗読者に対して、何を
どのように伝えているのだろうかと、ふと思いました。
(中略)
「第一夜」
男の言葉が淡々と 朴訥と 無表情の声質で語られていて、
その男は、そこにいる男である という以外に何もない
男で、その周辺の景色と共に墨色で朗読されているよう
です。それが、この夢物語を なんとなく素直に受け入れ
てしまう素地を作っているようにも思われます。そこへ
男によって語られていた女が声を出します。その声から
この女は こんなにも美しくてはかない人だったのだと
はたと気づかされ、意志の強い性格を持った人なのだと
感じさせられました。真珠貝 月光 苔 星のかけら 唐紅
の太陽 百合などが、墨色の世界に女の色を置いていく
ようで、そこはかとない妖艶な世界を見るようでした。
「鼻」
僧の心情が、立派な人っぽくない口調で朗読されていて
、僧といえども、悩みは俗人と同じなのだということが
よくわかり、作品を面白くしていると思いました。弟子
の足のあかぎれを見ながら痛うはないと答える場面に、
僧の内心の期待と喜びと、弟子に対する威厳・プライド
などが入り混じった気持ちが、目に浮かぶように面白く
感じられました。
「雪」
大好きな詩です。この朗読と音楽を聴いて、太郎と次郎
は普段からあたたかく灯のともった仲の良いにぎやかな
家族に囲まれていることを想像しました。静かな詩の裏
に、色と音が隠れていたのだなと……」
聴き手は、朗読者に対して、何をどのように伝えている
のだろう……是非またお話したいと思います☆
墨色の世界に女の色を置いていく……綺麗な表現!
CD『夢一夜』のご感想から(^^)②
「全話にわたって先生の声のトーンでこんなにもたくさん
の登場人物が表現できるものなんだと感動しました。→
朗読は、いわゆる〈作り声〉を嫌いますから、登場人物の
身体と心情をていねいに作ることだけ心がけています。
たくさんの登場人物の表現として聴いてくださったのは、
聴いてイメージする聴き手のお力だと思っています(^^)
→「第一夜」では巻きつくように植物が伸びてくる様子が
目に浮かぶようでした。「鼻」では秋のひきしまる空気の
朝に 自分もそこに立っているかのように思われました。
「雪」では音楽によって まだ詩の続きがあるのではないか
と錯覚し 朗読ではない音楽の持つ不思議を感じました」
同じCDでも聴いてくださる方によって生まれるイメージ
はさまざま。感性豊かにお聴きいただいて嬉しいです(^^)
続いてもうお一方……
「初め「第一夜」を聴いたのは、夜眠る前の時間でした。
怖い世界へ連れて行かれるようで、先生の声が、教室での
声とは別人のように感じました。その日は疲れていて正直
その世界に入って最後まで聴くことはできませんでした。
別の日、違う時間にあらためて聴くと、最初聴いた時とは
違う気持ちになりました。(中略)女の白い頬、唇、色は
どんな色かな?百年待つって……聴くときの自分の気持ち
、状態によっても、ずいぶん受け取り方が変わります。
芥川の「鼻」は、文学史で読み飛ばしたくらいでした。
禅智内供の自尊心を保つための、悪戦苦闘⁈先生の明るい
少しコミカルなお声で、こんな話だったんだと楽しく聴く
ことができました。三好達治の「雪」は、あら、こんなに
短いんだ。でもその分!太郎と次郎は兄弟かな?別の家で
眠っているのかな?それとも、お父さんが留守で、深い雪
の中、二人の子どもの寝顔を見ながら夫の無事を祈る母が
いるのかしら……いろいろ想像してしまいました。CDを
聴いて、文字の中だけとは違う、いろいろな世界に連れて
行って貰った気がします。まだ私にとって始まったばかり
の朗読教室ですが、仕事をしていた時には味わえなかった
ピュアな時間に巡りあえた気がしています」
投げ出さずに聴いてくださいました。本当にありがとう
ございます!優れた文学作品は、知性と感性を刺激して
想像する力を育ててくれますね。その一助となるような
朗読を目指して頑張っていきたいと思います(*^^*)
の登場人物が表現できるものなんだと感動しました。→
朗読は、いわゆる〈作り声〉を嫌いますから、登場人物の
身体と心情をていねいに作ることだけ心がけています。
たくさんの登場人物の表現として聴いてくださったのは、
聴いてイメージする聴き手のお力だと思っています(^^)
→「第一夜」では巻きつくように植物が伸びてくる様子が
目に浮かぶようでした。「鼻」では秋のひきしまる空気の
朝に 自分もそこに立っているかのように思われました。
「雪」では音楽によって まだ詩の続きがあるのではないか
と錯覚し 朗読ではない音楽の持つ不思議を感じました」
同じCDでも聴いてくださる方によって生まれるイメージ
はさまざま。感性豊かにお聴きいただいて嬉しいです(^^)
続いてもうお一方……
「初め「第一夜」を聴いたのは、夜眠る前の時間でした。
怖い世界へ連れて行かれるようで、先生の声が、教室での
声とは別人のように感じました。その日は疲れていて正直
その世界に入って最後まで聴くことはできませんでした。
別の日、違う時間にあらためて聴くと、最初聴いた時とは
違う気持ちになりました。(中略)女の白い頬、唇、色は
どんな色かな?百年待つって……聴くときの自分の気持ち
、状態によっても、ずいぶん受け取り方が変わります。
芥川の「鼻」は、文学史で読み飛ばしたくらいでした。
禅智内供の自尊心を保つための、悪戦苦闘⁈先生の明るい
少しコミカルなお声で、こんな話だったんだと楽しく聴く
ことができました。三好達治の「雪」は、あら、こんなに
短いんだ。でもその分!太郎と次郎は兄弟かな?別の家で
眠っているのかな?それとも、お父さんが留守で、深い雪
の中、二人の子どもの寝顔を見ながら夫の無事を祈る母が
いるのかしら……いろいろ想像してしまいました。CDを
聴いて、文字の中だけとは違う、いろいろな世界に連れて
行って貰った気がします。まだ私にとって始まったばかり
の朗読教室ですが、仕事をしていた時には味わえなかった
ピュアな時間に巡りあえた気がしています」
投げ出さずに聴いてくださいました。本当にありがとう
ございます!優れた文学作品は、知性と感性を刺激して
想像する力を育ててくれますね。その一助となるような
朗読を目指して頑張っていきたいと思います(*^^*)
CD『夢一夜』のご感想から(^^)③
「はじめに車でCDをかけて聴かせていただきましたが、
あまりに絵が頭の中に鮮明に浮かんで入りこんでしまった
ので、運転中に聴くのはやめればよかった…と、少し後悔
しました。しかし途中ではやめられず、一通り全ての作品
を堪能しました。「第一夜」は読んだことがなく、初めて
のものでした。私は推理小説が好きなので、それに比べる
と、よくよく考えれば夢の話とはいえ、登場人物も、その
関係性も、場所も、何の説明もないまま進む不思議な世界
だなぁと思いますが、朗読を聴いているときは何も思わず
ただ素直に、女性の黒目の艶とか真珠貝など思い浮かべて
いました。先生が、登場人物の話す部分と、語り手の話す
部分があるとおっしゃっていたのを思い出して、ここが、
カギカッコの部分かな、ここは無いなと想像しても聴いて
みました。答え合わせがしたくなったので、図書館で本を
借りて確認すると、全て合っていて嬉しくなりました。
それと同時に、声の力だけで正確に文章をあらわすことが
できるのだという事にとても感動しました。(後略)」
たいへん感受性豊かで勉強家の朗読マダム。とても聴く力
(音からイメージする創造力)をお持ちですので、今後の
ご活躍がすごく楽しみです(^^)
あまりに絵が頭の中に鮮明に浮かんで入りこんでしまった
ので、運転中に聴くのはやめればよかった…と、少し後悔
しました。しかし途中ではやめられず、一通り全ての作品
を堪能しました。「第一夜」は読んだことがなく、初めて
のものでした。私は推理小説が好きなので、それに比べる
と、よくよく考えれば夢の話とはいえ、登場人物も、その
関係性も、場所も、何の説明もないまま進む不思議な世界
だなぁと思いますが、朗読を聴いているときは何も思わず
ただ素直に、女性の黒目の艶とか真珠貝など思い浮かべて
いました。先生が、登場人物の話す部分と、語り手の話す
部分があるとおっしゃっていたのを思い出して、ここが、
カギカッコの部分かな、ここは無いなと想像しても聴いて
みました。答え合わせがしたくなったので、図書館で本を
借りて確認すると、全て合っていて嬉しくなりました。
それと同時に、声の力だけで正確に文章をあらわすことが
できるのだという事にとても感動しました。(後略)」
たいへん感受性豊かで勉強家の朗読マダム。とても聴く力
(音からイメージする創造力)をお持ちですので、今後の
ご活躍がすごく楽しみです(^^)
CD『夢一夜』のご感想から(^^)④
「朗読の世界に入り二ヶ月。CD、また先輩らの朗読発表
を聴くなど、別世界に一歩踏みこみ(迷った?)驚いて
おります。CDを聴いて、自分の育った昭和の時代、赤い
ラジオが毎日流れており、朝8時より名曲アルバムそして
朗読と、その時の女性アナウンサーの無機質で明快な語り
を思い出しました。(中略)まだまだ一年生ですが、基本
を一つ一つ習得し、成長して参ります」
頼もしいお言葉に感激します。声を出すことを、楽しんで
いらっしゃって素晴らしいなといつも思っています(^^)
続いて、見事な絵もお描きになる多才な朗読マダムの文章
から一部を……
「漱石の「第一夜」、低く落ち着いた声は、壮年の男性を
思わせる。女性に語りかける…受け答える女性…その会話
は、語りの中でひとり言のようにさりげないものでした。
実際に女性と会話する場面になると、それ迄とはがらりと
変わり、生身の男性の声、うら若い美しい女性を思わせる
声。女性の亡骸を、真珠貝で掘った穴に埋め、その上に、
星のかけらを置く。真珠貝に月の光が降り注ぐ。その静か
な朗読は、まるで散文詩を聴いているようでした。最後に
ゆっくりと間をとって終わっていくあたり、究極の男女の
愛を感じさせられました。オープニング、エンディングの
音楽はさすが‼︎「第一夜」の朗読にぴったり寄り添って、
美しい余韻を残してくれました。(後略)」
夢の世界が深まっていくような幽玄な音色を、賢作さま、
力さまが作曲・演奏してくださいました。感謝です!
朗読マダムの皆さま、CDをじっくりお聴きくださって、
立派なご感想の文章、本当にありがとうございました✨
これまでに頂戴したCD『夢一夜』へのご感想の数々…
そのすべてが私の宝物だと思って大切にしております♡
を聴くなど、別世界に一歩踏みこみ(迷った?)驚いて
おります。CDを聴いて、自分の育った昭和の時代、赤い
ラジオが毎日流れており、朝8時より名曲アルバムそして
朗読と、その時の女性アナウンサーの無機質で明快な語り
を思い出しました。(中略)まだまだ一年生ですが、基本
を一つ一つ習得し、成長して参ります」
頼もしいお言葉に感激します。声を出すことを、楽しんで
いらっしゃって素晴らしいなといつも思っています(^^)
続いて、見事な絵もお描きになる多才な朗読マダムの文章
から一部を……
「漱石の「第一夜」、低く落ち着いた声は、壮年の男性を
思わせる。女性に語りかける…受け答える女性…その会話
は、語りの中でひとり言のようにさりげないものでした。
実際に女性と会話する場面になると、それ迄とはがらりと
変わり、生身の男性の声、うら若い美しい女性を思わせる
声。女性の亡骸を、真珠貝で掘った穴に埋め、その上に、
星のかけらを置く。真珠貝に月の光が降り注ぐ。その静か
な朗読は、まるで散文詩を聴いているようでした。最後に
ゆっくりと間をとって終わっていくあたり、究極の男女の
愛を感じさせられました。オープニング、エンディングの
音楽はさすが‼︎「第一夜」の朗読にぴったり寄り添って、
美しい余韻を残してくれました。(後略)」
夢の世界が深まっていくような幽玄な音色を、賢作さま、
力さまが作曲・演奏してくださいました。感謝です!
朗読マダムの皆さま、CDをじっくりお聴きくださって、
立派なご感想の文章、本当にありがとうございました✨
これまでに頂戴したCD『夢一夜』へのご感想の数々…
そのすべてが私の宝物だと思って大切にしております♡
2018年7月16日月曜日
サマーセミナー『歌を朗読してみようpart.9』ご参加有難うございました(^^)
名古屋は38度まで気温が上がり、アスファルトだとプラス
5度(・・;) 酷暑の中を、今回もたくさんの皆さまがご参加
くださいました。心よりありがとうございました(^^)
大橋先生、そして、スタッフの皆さま。たいへんお世話に
なりました。感謝申し上げますm(__)m
どうぞ今夜はゆっくりとおやすみくださいますように☆彡
5度(・・;) 酷暑の中を、今回もたくさんの皆さまがご参加
くださいました。心よりありがとうございました(^^)
大橋先生、そして、スタッフの皆さま。たいへんお世話に
なりました。感謝申し上げますm(__)m
どうぞ今夜はゆっくりとおやすみくださいますように☆彡
2018年7月12日木曜日
朗読に感謝(^^)
文字となって存在している言葉に、ふさわしい音を与える
のが朗読です。朗読のテキストが、優れた文学作品の場合
、その作品が朗読で輝くならば、朗読者にとってこれほど
幸せなことはありません(^^)
〈事実〉というより〈真実〉を伝える文学作品の言葉は、
奥が深くて深くて……。
ふさわしい音を見つけるために、何ヶ月も、時には何年も
もがいています。ふさわしい音(自分の思う)がイメージ
できたら、自分の身体で奏でて、録音して聴いてみます。
(ん〜、これは違うな〜)と感じることも多々あります。
イメージした音を奏でられていなかったり、また思い通り
の音を奏でても実際に聴いてみると、違うイメージを誘う
音に聴こえたり。もがく日々が続きます。もがくことで、
知性が鍛えられ感性が磨かれていくのかもしれません。
ありがたいことです。朗読に感謝です☆
のが朗読です。朗読のテキストが、優れた文学作品の場合
、その作品が朗読で輝くならば、朗読者にとってこれほど
幸せなことはありません(^^)
〈事実〉というより〈真実〉を伝える文学作品の言葉は、
奥が深くて深くて……。
ふさわしい音を見つけるために、何ヶ月も、時には何年も
もがいています。ふさわしい音(自分の思う)がイメージ
できたら、自分の身体で奏でて、録音して聴いてみます。
(ん〜、これは違うな〜)と感じることも多々あります。
イメージした音を奏でられていなかったり、また思い通り
の音を奏でても実際に聴いてみると、違うイメージを誘う
音に聴こえたり。もがく日々が続きます。もがくことで、
知性が鍛えられ感性が磨かれていくのかもしれません。
ありがたいことです。朗読に感謝です☆
2018年7月7日土曜日
もうすぐ海の日♬サマーセミナーのご案内✨
毎年恒例となりました、海の日の午後の講座のご案内(^^♪
タイトルは、『歌を朗読してみようpart.9』
★7月16日(月・祝)4限目(午後2時50分〜4階10分)
★椙山中学・高校校舎4階
エレベーターorエスカレーターあるそうです(^^)
愛工大名電高校国語科の大橋先生が、ギターの弾き語りで
さだまさしさんの名曲「償い」を歌ってくださいます。歌
の前に、「償い」の歌詞を取り上げて朗読してみよう!と
いう講座です。朗読したり、朗読を聴いたりすることで、
歌詞の内容をじっくりと味わってみませんか☆「償い」の
前後には「花」(春のうららの隅田川♬…)の予定。
最寄駅は覚王山です。当日は暑いと思いますので、充分に
お気をつけていらしてください☆(お申し込み不要です)
タイトルは、『歌を朗読してみようpart.9』
★7月16日(月・祝)4限目(午後2時50分〜4階10分)
★椙山中学・高校校舎4階
エレベーターorエスカレーターあるそうです(^^)
愛工大名電高校国語科の大橋先生が、ギターの弾き語りで
さだまさしさんの名曲「償い」を歌ってくださいます。歌
の前に、「償い」の歌詞を取り上げて朗読してみよう!と
いう講座です。朗読したり、朗読を聴いたりすることで、
歌詞の内容をじっくりと味わってみませんか☆「償い」の
前後には「花」(春のうららの隅田川♬…)の予定。
最寄駅は覚王山です。当日は暑いと思いますので、充分に
お気をつけていらしてください☆(お申し込み不要です)
2018年7月3日火曜日
小説の朗読について。。。
あゝ言葉が世界を創るんだ……と、あらためて実感させて
くれるのが小説の言葉です。言葉によって、何もなかった
ところに、さまざまな景色が、匂いが、手触りが、陰影が
、風が、感情等々が立ち現れてきます。小説の言葉が持つ
凄まじいまでのエネルギーをしっかりと受け止め、小説の
中にいる語り手が言葉で創り上げようとする〈何か〉を、
繊細かつ豊かに感じとりたいと思います。そして、次には
聴き手に、その〈何か〉を感じとってもらえるような音を
創りたいと思います。
9月30日の文学賞味会では、ツルゲーネフの「あいびき」
を朗読します。素敵なホールに、ロシアの秋、白樺の林
が生まれますように☆彡
くれるのが小説の言葉です。言葉によって、何もなかった
ところに、さまざまな景色が、匂いが、手触りが、陰影が
、風が、感情等々が立ち現れてきます。小説の言葉が持つ
凄まじいまでのエネルギーをしっかりと受け止め、小説の
中にいる語り手が言葉で創り上げようとする〈何か〉を、
繊細かつ豊かに感じとりたいと思います。そして、次には
聴き手に、その〈何か〉を感じとってもらえるような音を
創りたいと思います。
9月30日の文学賞味会では、ツルゲーネフの「あいびき」
を朗読します。素敵なホールに、ロシアの秋、白樺の林
が生まれますように☆彡
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