2017年11月29日水曜日

豊田レッスンの後、再興第102回院展へ。

昨日は月に1度の、豊田朗読研究会のレッスンでした。
音訳ボランティアの方も多く在籍されていて、もともと
お上手な朗読マダムの皆さまの研究会なのですが、伺う
度にさらに上達されていて、いつも驚かされています。

豊田からの帰りに、松坂屋美術館で開催されている院展
に伺いました。多くの日本画ファンの皆さまで賑わって
いました!CD『夢一夜』(ゆめいちや)に装画をお願い
した牧野環先生は、『奏』という素晴らしい作品を出展
されています🎵作品の中から聴こえてくる澄んだ音色に
耳を傾けて………至福の時を過ごさせて頂きました。

絵画をはじめ豊かな芸術を自由に享受できるというのは、
すこく幸せなことですね。心から感謝して、感動体験を
朗読に生かせるよう、しっかり精進してまいります(^^)

2017年11月26日日曜日

初めての発表会に向けて(^^)

「発表会へのお誘いは、順調ですか(^^)」と伺うと、
「まだ上手じゃないし(・・;)」「気恥ずかしくって…」
とのお答えが。そのお気持ち、わかります〜〜(*^^*)
でも………「上手な私を見てもらう」のではなくて、
「頑張ってる私を見てもらう」それで良いのではない
でしょうか。それこそが良いのかもしれません♫
一所懸命に取り組む姿は、きっと!お越しくださる方
への素敵なクリスマスプレゼントになります(^^)
朗読マダム&ムッシュの皆さまの頑張りぶりに感服して
います!初めての発表会、いっぱい楽しみましょう♫

2017年11月25日土曜日

ていねいに☆

優れた小説や詩をていねいに味わうから、心に響く朗読
が生まれます。ていねいに味わうとは、それなりに時間
をかけること…。たとえ「わかった」と思っても、さらに
さまざまな角度から見直して感じ直して、出来うる限り
時間をかけて、作品理解を深めていきたいと思います(^^)
発表したけど1年経ったらほとんど覚えていない…では、
残念。たとえ上手な発表であったとしても、音読止まり、
だったのかもしれません。テキストとていねいに向き合う
姿勢を学べることも、朗読の魅力の一つなのでしょう。
朗読を学ぶことが、さまざまな出来事やいろいろな人に、
ていねいに、そして賢明に(=ひとりよがりにならずに)
向き合う姿勢に繋がっていくならば…とても素敵です☆

2017年11月24日金曜日

録音を聴いて愕然(ーー;)

語り手の声や語りぶりをイメージできるようになり、
なかなか上手く朗読できているのでは…と感じると、
意気揚々、録音をしてみます…で、ん⁈  愕然(ーー;)
こんなはずではないと思います…が、録音はウソを
つきませんから、技量不足以外の何ものでもないの
です。イメージした音声表現に近づけるべく、努力と
工夫を重ねます。少しずつですが、イメージした音が
生まれてきます。嬉しいですね! さあ、頑張ろう(^^)

2017年11月22日水曜日

河瀬直美監督の『光』

河瀬直美監督の『光』を観ました。言葉って?声って?
想像力って?………たくさんの問いが心に生まれます。
言葉にふさわしい音で満たされた作品だと思いました。
(樹木希林さんも、声の出演をなさっています)
朗読マダム&ムッシュの皆さまにも聴いてほしいです(^^)

2017年11月20日月曜日

作り声にしない(^^)

朗読では、「文字にふさわしい音を創る」のですが、
声だけでなんとかしようとすると、いわゆる作り声に
聞こえてしまい、聴いている方は、不快です(ーー;)
心情と身体がしっかりくっきりイメージできたなら、
自ずと創りたい音は生まれてきます。人間の身体って、
本当に、本当に、スゴイ楽器だと思います(*^^*)
音質のコントロール、朗読の真骨頂ですね!!

2017年11月15日水曜日

朗読の魅力

『朗読の魅力』というタイトルで、講演する機会を
頂きました。朗読マダム&朗読ムッシュの皆さまは、
朗読にどんな魅力を感じていらっしゃるのでしょう?
日頃、お話くださることを思い出してみると………

身体を楽器として調えていくからなのでしょう。身体
に関する朗読のメリットをよく伺います。
・どうしたら姿勢が良くなるかを理解することができ、
    姿勢が(無理することなく)自然に良くなりました。
・腰痛が軽減して、ほんとに楽になりました。
・肺活量がスゴイとお医者さまから褒められました。
・笑顔になって肌も張りがでた、と言われたんですよ。
・この頃、身体の調子がとってもいいんです〜。
・ポッコリお腹がへっこみましたっ!etc…

文学作品との関わり方の変化についてお話くださる朗読
マダム、朗読ムッシュも、たくさんいらっしゃいます。
・本はあまり読まなかった私、読書の習慣がつきました。
・これまでの自分では手にとらなかった本にも、興味を
    持つようになりました。読書の幅が広がったようです。
・これまでも読書はしてきたつもりだったけれど、いま
    思うと、読めてなかったんだと思います。読むって、
    こんなにも、自分の血肉になるって感じなんですね。
朗読を通して、深い読みを獲得する術を学ばれたことが
嬉しいです。「以前より人の気持ちがよくわかるように
なった気がする」とお話くださる方までいらして。

もちろん、音声表現の面でも、朗読のおかげで…という
お声を、たくさん届けていただきます。
・私の声、とても聴き取りやすいんだそうです〜。
・自分の声が苦手だったのに、みんなから、声がいいと
    言われて、自分の声が好きになれました♪
・人前で話すのが、以前ほどイヤじゃないんです。
・えっ?って聞き返されることが無くなりました。
・間の取り方がよくて、話がわかりやすいって!
周囲の皆さまからの暖かい評価は、励みになりますね!

皆さまの声を並べてみると、コミュニケーション力UP
のことばかり…人は、人との関わりの中で生きています
が、朗読のある人生って、やわらかな陽だまりと気持ち
のよい風を感じられる人生なのかもしれません♫
素敵な朗読マダム&ムッシュの皆さまとご一緒に、朗読
の道を歩けることに、心から感謝しています☆
あ、私にとって一番の「朗読の魅力」は、魅力あふれる
朗読マダム&ムッシュの皆さまとともに、様々な優れた
文学作品を豊かに味わえること、です(^^)

2017年11月13日月曜日

朗読。スペシャルな表現ジャンル☆

朗読をして、朗読を聴いて、朗読について考えて………
朗読とともに生きている、という感じがしています(^^)
アナウンス原稿や芝居台本の言葉へのアプローチと、詩
や小説の言葉へのアプローチの仕方の違い、音色・音質
について、朗読の聴き方、身体で音を創る方法、朗読の
存在意義etc、実践と研究の試行錯誤を重ねる中で、様々
なことを発見します。なんともワクワクする毎日です🎵
新たに生まれた理論を一所懸命に聴いてくださり、理解
してくださる素晴らしい朗読マダム&ムッシュの皆さま
に恵まれたことを、心より幸せに思っています!!
皆さまがいてくださるから頑張れます!頑張ります(^^)

2017年11月12日日曜日

日曜朗読サロンの11月

初めての発表会まで、残すところ1回になりました!
お仕事でご活躍の方も多く、なかなか全員が揃わない
のですが、今日は、体験にお越し下さったマダムにも
お手伝い頂いて、リハを行いました。皆で声を合わせ
詩を朗読したり、順に朗読して一つの作品を創り上げ
たり…。楽しみながら、まずは「声」と「聴く力」を、
育てて頂きたいと思っています。そして、人前で発表
する高揚感や、できるだけの事はやったという達成感
も味わって頂けたら、どんなに素敵でしょう(^^)
日曜朗読サロンの朗読マダム&朗読ムッシュの皆さま、
どうぞ健康に気をつけて、お励みください〜🎵

2017年11月11日土曜日

明日、応援しています(^^)

嬉しいご縁があって、A高校放送部とゆるく関わらせて
頂いています。学校に足を運べるのは、年に2、3回。
コンクールや大会の直前になって、まるで駆け込み寺の
ように(笑)、数名の生徒が、原稿を持って現れます。
他の部活や生徒会活動もがんばりながらの大会出場です
ので、放送部ひとすじの部員が揃う学校に比べると色々
大変ですが、長い目で見たら、それも良いのかも(^^)
チャレンジ精神、いっぱいの好奇心、さまざまな経験、
集中力と瞬発力…すべて味方にして明日がんばって☆

感性と知性への水遣り☆彡

〈ふさわしい音を見つけるチカラ〉をつけるためには、
その前段階として〈ふさわしいイメージを創り上げる
チカラ〉が必要です。その際に、活躍してくれるのは、
もちろん想像力。瑞々しい感性から生まれる想像力は、
豊かなイメージを運んできてくれます🎵
こんな感じ、あんな感じ、………いくつものイメージ
から、よりふさわしい魅力的なイメージを創り上げる
には、実際に声に出して、イメージを音にする身体性
と、それを聴いて判断し選び取る知性が、強い味方に
なってくれます。感性と身体と知性を思いきり使って、
作品への思いと理解は、どんどん深まっていきます!

朗読したり、朗読を聴いたりしていると、感性と知性
は枯渇する暇もありません。朗読は、感性と知性への
素敵な水やりになっているのですね(^^)

2017年11月9日木曜日

人生さらに豊かに(^^) 朗読🎵

「朗読のおかげで、人生が豊かになりました✨」
朗読マダムが、素敵な笑顔でお話くださいました。

読書行為に朗読を介在させることで、文学テキストの
読みがぐっと深まります。朗読を学ぶうちに、いつの
間にか、テキストの言葉を自分の血肉とする読み方が
身につくのですね。優れた文学作品をじっくり味わう
のが朗読です。そして、作品の素晴らしさを一人占め
にせず、他者と共有しようと技術を磨くのが朗読…

朗読のある人生…たしかに、とても豊かです(^^)
嬉しいお言葉に、元気をいっぱい頂きました🎵

2017年11月7日火曜日

小説の朗読…時間がかかります(^^)

朗読するとは、文字にふさわしい音を与えていくこと。
文字にふさわしい音とは、テキストの言葉によって喚起
されるイメージと合致する音です。テキストから、どの
ようなイメージを創ることができるのか、いかなる作品
世界を感じ取ることができるのか、朗読者の力量が問わ
れるところ。映画監督や演出家と同じですね(^^)

小説の朗読では、〈ふさわしい音〉を見つけるのは容易
ではありません。語り手は、どのような言葉を選んで、
どのような語りぶりで語っているのか、を注意深く観察
します。何度でも読み返しましょう。作家がなぜ、その
語り手を創出したのかを、腑に落ちるまで考えます。

豊かなイメージを創り上げることができたならば、心に
響く朗読になる可能性があります♫でも、イメージが希薄
だと、当然のことながら朗読も上っ面で薄っぺらい…
小説の朗読は、アナウンス原稿の朗読のように、時間を
かけずにできるものではありません。小説とは、そういう
性質のものなのだと思います。まずは、しっかりと時間を
かけて。朗読で、作品を輝かせることを目指します(^^)

2017年11月4日土曜日

『文学賞味会』アフタートークのこと(^^)

『文学賞味会』でのアフタートークについて、ご参加
くださった皆さまから、さまざまなご感想とご意見を
頂きました。心より、ありがとうございます!
敬愛する文学の先生からも、以下の有難いメッセージ
を頂戴しておりました。一部ですがご紹介致します(^^)


「朗読も、トークタイムも、ライブ―すなわちその場
で生まれ、そして消える、劇的な営みです。
石田さんの朗読は、まさに声による作品世界の再創造
を目指す濃密なパフォーマンスだと、前回伺った時に
感じました。印象深い楽器演奏とのコラボも見事です
が、それ以上に、そこで朗読者の生身が、何を、
 如何に、語り出すかという緊迫感が、まさに得がたい
演劇空間となりえていると思いました。
アフタートークとは、そうした劇的な営みを受けとめ
た上で、できれば何事かを加えるという役割のものだ
ろうと思います。難しいですが、うまくいけばたった
いま消えて行ったばかりの朗読の余韻を深めることも
可能ではないかと」


暖かいアドバイスを頂きました。感謝しております!
『文学賞味会』では、アフタートークがとても大切だ
と思っています。朗読を介して作品を共有した皆さまと
創り上げる貴重なひとときだと考えています…
来年の『文学賞味会』も楽しみにしていてください(^^)