これまでいくつかの朗読上演を観て、
二通りの朗読者がいるように思いました。
ステージに立って朗読している自分が好きで、
自分を観てもらう聴いてもらう為に朗読している人と、
作品が好きで、その作品と、その作品から貰った感動を
共有したいという思いから、朗読している人。
聴いていると、それぞれの朗読者の作品理解の奥行きが
ずいぶん違うことを感じます。
昨日はNHKカルチャーのレッスンでしたが、
とても奥行きのある朗読を聴くことができました。
朗読に取り組む真摯な姿勢が、透けて見えて、聴こえて、
有難く暖かな気持ちになれました(^^)
2017年3月25日土曜日
2017年3月24日金曜日
あせらず大事に育てます(^^)
ベテランの方と1年目2年目の方のお声は、
たいていの場合、かなりの差があります。
日頃から腹式発声を意識し、発声練習も毎週
欠かさず10年以上続けている方たちのお声は、
しっかり育った《鍛えられた声》です。
すぐに「同じような声を」とあせらずに、
大事に育てて参りましょう(^^)
目指す《鍛えられた声》とは、大きな声
ではありません。届く声です。
安定した豊かな息に乗って届く声です。
自分の身体を楽器として覚醒させることから
始めていきます。あせらずにていねいに。
〜あせらずあわてずあきらめず〜
せっかちな私は、指導の際いつも自分自身にも
言い聞かせています(^^)
たいていの場合、かなりの差があります。
日頃から腹式発声を意識し、発声練習も毎週
欠かさず10年以上続けている方たちのお声は、
しっかり育った《鍛えられた声》です。
すぐに「同じような声を」とあせらずに、
大事に育てて参りましょう(^^)
目指す《鍛えられた声》とは、大きな声
ではありません。届く声です。
安定した豊かな息に乗って届く声です。
自分の身体を楽器として覚醒させることから
始めていきます。あせらずにていねいに。
〜あせらずあわてずあきらめず〜
せっかちな私は、指導の際いつも自分自身にも
言い聞かせています(^^)
2017年3月21日火曜日
6月23日はhitomiホールで発表会🎵
いま、NHKカルチャー朗読教室では、
発表会に向けて熱い練習を重ねています。
いつの間にか、課題を克服して
お上手になられるので、有難いです!
6月23日金曜日の午後には、
素敵な発表をお届けできる予定です(^^)
6月23日はぜひhitomiホールへ☆彡
発表会に向けて熱い練習を重ねています。
いつの間にか、課題を克服して
お上手になられるので、有難いです!
6月23日金曜日の午後には、
素敵な発表をお届けできる予定です(^^)
6月23日はぜひhitomiホールへ☆彡
2017年3月19日日曜日
朗読で水やりを☆彡
詩人・茨木のり子さんの代表作の一つに、
《パサパサに乾いていく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて》
と始まる詩があります。水やりを怠ると、
心はパサパサに乾いてしまう。
たしかにその通りだなと思います。
では、どうやって水やりをしましょうか…
私の水やりは、豊かなことばに、頭と身体と心で
触れる=朗読すること。
長きにわたり愛され 、読みつがれてきた作品に
綴られた豊かなことばを、五感で味わいます。
漱石や鴎外、谷崎…文豪と言われる作家たちは、
私たちに素晴らしい財産を残してくれました。
感謝して、今日も朗読で、心の水やりです(^^)
《パサパサに乾いていく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて》
と始まる詩があります。水やりを怠ると、
心はパサパサに乾いてしまう。
たしかにその通りだなと思います。
では、どうやって水やりをしましょうか…
私の水やりは、豊かなことばに、頭と身体と心で
触れる=朗読すること。
長きにわたり愛され 、読みつがれてきた作品に
綴られた豊かなことばを、五感で味わいます。
漱石や鴎外、谷崎…文豪と言われる作家たちは、
私たちに素晴らしい財産を残してくれました。
感謝して、今日も朗読で、心の水やりです(^^)
2017年3月18日土曜日
朗読の聴き方ーこう聴けばより楽しめる♪
知らない作品だと、筋を追うのに一所懸命になって
しまうかもしれません。
内容がわかっていた方が、イメージを膨らませながら、
ことばを味わえると思います。
五感を使ってイメージしながら聴いてると、
朗読者ではなく、《語り手》の表情、語り手が描く
《登場人物》の表情・動き、様々なモノたち、
実際よりもさらに豊かと思える情景…が見えてきます。
(聴き慣れるときっと見えてきます!)
五感は注意深く使うことで感覚が研ぎ澄まされていく、
といいますが、聴覚もまさにその通りです。
朗読マダム&ムッシュの皆さまの耳は、さすが!
とても肥えています(^^)
しまうかもしれません。
内容がわかっていた方が、イメージを膨らませながら、
ことばを味わえると思います。
五感を使ってイメージしながら聴いてると、
朗読者ではなく、《語り手》の表情、語り手が描く
《登場人物》の表情・動き、様々なモノたち、
実際よりもさらに豊かと思える情景…が見えてきます。
(聴き慣れるときっと見えてきます!)
五感は注意深く使うことで感覚が研ぎ澄まされていく、
といいますが、聴覚もまさにその通りです。
朗読マダム&ムッシュの皆さまの耳は、さすが!
とても肥えています(^^)
2017年3月17日金曜日
あっぱれでした(^^)
先週、200名近い方々が集う立派なパーティーで、
名鉄カルチャーの朗読マダムの皆さまが、
素敵な小唄三味線の解説アナウンスを担当♪
暖かくお見守り下さった主催者の方から、
「評判良く、あの人達は何者?と噂されてたそうですよ〜」
とメールが届き、嬉しい限りです(^^)
朗読するとは、自分はこの作品をこんなふうに面白く読んだと
発表することでもあります。朗読を学ぶことで、
堂々と話す力・アナウンスの力も、確実にUPします☆彡
名鉄カルチャーの朗読マダムの皆さまが、
素敵な小唄三味線の解説アナウンスを担当♪
暖かくお見守り下さった主催者の方から、
「評判良く、あの人達は何者?と噂されてたそうですよ〜」
とメールが届き、嬉しい限りです(^^)
朗読するとは、自分はこの作品をこんなふうに面白く読んだと
発表することでもあります。朗読を学ぶことで、
堂々と話す力・アナウンスの力も、確実にUPします☆彡
2017年3月14日火曜日
読点「 、」について
読点は、朗読者に間を取ることを促す記号
ではありません。
読点の前後で、語り手の‘何か’…
例えば気持ちや語りぶりが変化する、それを
教えてくれます。その変化をどう見せるか?
間で表現するか?声のトーンや響きを変えて
表現するか?緩急で表現するか?
楽しい工夫が始まります(^^)
ではありません。
読点の前後で、語り手の‘何か’…
例えば気持ちや語りぶりが変化する、それを
教えてくれます。その変化をどう見せるか?
間で表現するか?声のトーンや響きを変えて
表現するか?緩急で表現するか?
楽しい工夫が始まります(^^)
パースペクティブ
小説の登場人物と読者(朗読の聴き手)との距離を
意識することで、朗読にメリハリが出てきます。
近い距離で描かれた登場人物には親しみが湧きます。
登場人物を遠い距離で描くならば、聴き手はその人物に
関わりにくくなります(^^)
意識することで、朗読にメリハリが出てきます。
近い距離で描かれた登場人物には親しみが湧きます。
登場人物を遠い距離で描くならば、聴き手はその人物に
関わりにくくなります(^^)
2017年3月13日月曜日
たんたんと読めばいいのですか?
たんたんと読むってどういうことなのでしょう?
私は、たんたんと読もうと思って読んだことはありません。
高い技術で作りに作り込んだ化粧肌が、
化粧をしていない素肌のように見える。
高い技術で作りに作り込んだ朗読が、
たんたんと読んでいるように聴こえる。
通じるものがあるように思えます。
たんたんと読んでいるように聴こえる朗読を
するには、長い修行をいたしましょう(^^)
私は、たんたんと読もうと思って読んだことはありません。
高い技術で作りに作り込んだ化粧肌が、
化粧をしていない素肌のように見える。
高い技術で作りに作り込んだ朗読が、
たんたんと読んでいるように聴こえる。
通じるものがあるように思えます。
たんたんと読んでいるように聴こえる朗読を
するには、長い修行をいたしましょう(^^)
日曜朗読サロンでの1シーン
朗読教室って、上手に読み上げる練習をするのかと
思ってましたけど、ぜんぜん違うんですね〜!
ん(・・;)ぜんぜん想像と違いました?大丈夫??
面白いです!奥が深いんですね〜〜
このようなやり取りが、ときどきあります(^^)
思ってましたけど、ぜんぜん違うんですね〜!
ん(・・;)ぜんぜん想像と違いました?大丈夫??
面白いです!奥が深いんですね〜〜
このようなやり取りが、ときどきあります(^^)
感動を共有できたら…
こういうことが書いてある、
といった情報伝達ではなく、
感動を共有したいと思っています。
朗読者の心が揺れ動くのにつられて、
聴き手の心も揺れ動くような…
豊かな空間が生まれますね(^^)
といった情報伝達ではなく、
感動を共有したいと思っています。
朗読者の心が揺れ動くのにつられて、
聴き手の心も揺れ動くような…
豊かな空間が生まれますね(^^)
自分の朗読を客観的に聴く☆
普段からテンポよくお話になる朗読マダム。
取り組んでいるテクストの語り手の語りぶりとは
重なる部分が多く、お得意の作品のはず。それが、
その日の朗読は、せかせかと慌ただしいのです。
「どうしました?」と伺うと、
「この語り手はテンポよくしなきゃと思って」
とのお返事。のんびりとお話になる方には、
テンポよく!と意識することが効果的ですが、
もともとテンポよくお話しになるマダムにとっては、
行き過ぎて慌ただしい朗読になってしまいました。
あらためてご自分の朗読を客観的にお聴きになり、
見事に修整。さすがです(^^)
取り組んでいるテクストの語り手の語りぶりとは
重なる部分が多く、お得意の作品のはず。それが、
その日の朗読は、せかせかと慌ただしいのです。
「どうしました?」と伺うと、
「この語り手はテンポよくしなきゃと思って」
とのお返事。のんびりとお話になる方には、
テンポよく!と意識することが効果的ですが、
もともとテンポよくお話しになるマダムにとっては、
行き過ぎて慌ただしい朗読になってしまいました。
あらためてご自分の朗読を客観的にお聴きになり、
見事に修整。さすがです(^^)
2017年3月12日日曜日
朗読を聴くときは☆
豊かに聴くために、まず先入観を捨てること。
心のスクリーンを真っ白にして、
耳から入ってくることばでイメージを膨らませて。
私の解釈と違うとか、私ならこう表現するとかは、
聞き終わってからにいたしましょう(^^)
「素直に聴くのと従うのとは違う」というのは、
朗読を聴くときも同じですね。
素直な心で聴くからこそ、ことばの向こう側にある
朗読者の読みを聴き取ることができます。自分では
気づけなかったことに気づくこともできます✨
心のスクリーンを真っ白にして、
耳から入ってくることばでイメージを膨らませて。
私の解釈と違うとか、私ならこう表現するとかは、
聞き終わってからにいたしましょう(^^)
「素直に聴くのと従うのとは違う」というのは、
朗読を聴くときも同じですね。
素直な心で聴くからこそ、ことばの向こう側にある
朗読者の読みを聴き取ることができます。自分では
気づけなかったことに気づくこともできます✨
2017年3月11日土曜日
表現に滲みでるもの…
今日は藤城健太郎先生の朗読教室発表会に
伺い、終了と同時に急いで金山へ。
パーティーで小唄三味線の解説アナウンスをする
朗読マダムの皆さまのもとへ駆けつけました。
hitomiホールでもサイプレスホテルでも、
知性と感性と生き方の滲みでる素敵な発表に
出逢えた、とても嬉しい1日でした(^^)
伺い、終了と同時に急いで金山へ。
パーティーで小唄三味線の解説アナウンスをする
朗読マダムの皆さまのもとへ駆けつけました。
hitomiホールでもサイプレスホテルでも、
知性と感性と生き方の滲みでる素敵な発表に
出逢えた、とても嬉しい1日でした(^^)
学問の場における朗読
文字として存在することばの多義性は、
声で統合されます。
自分の「読み」が確立しなければ、
音読はできても朗読はできません。
まず自分の「読み」を確立する。そして、
朗読という表現で他者に開く。そのときに
生まれる様々な反応をキャッチすることで、
また自分の「読み」を深めていく。
学問の場における朗読は、そういうかたちで
存在すれば…と願っています(^^)
声で統合されます。
自分の「読み」が確立しなければ、
音読はできても朗読はできません。
まず自分の「読み」を確立する。そして、
朗読という表現で他者に開く。そのときに
生まれる様々な反応をキャッチすることで、
また自分の「読み」を深めていく。
学問の場における朗読は、そういうかたちで
存在すれば…と願っています(^^)
2017年3月10日金曜日
小説の「語り手」は
小説では、表現を操作する主体である「語り手」が、
表現それ自体に組み込まれています。
実体を持たない表現主体「語り手」は、ときに、
見事な語りっぷりで、朗読心をくすぐります(^^)
表現それ自体に組み込まれています。
実体を持たない表現主体「語り手」は、ときに、
見事な語りっぷりで、朗読心をくすぐります(^^)
2017年3月7日火曜日
語り手の語りぶり・表情をイメージする
小説の中にいる語り手、すなわち、
作者が作品の為に創出した語り手が、語っているのです。
語り手には〇〇がどう見えているのか?
語り手は△△をどう感じているのか?等々が、
聴き手に見えるような音を創っていきましょう。
あなたがどう感じているか?を音にするのではなく、
「語り手はこう感じている」とあなたが考えたことを
音にする=朗読に反映させていきましょう。
今日は実践を交えて、このような話をいたしました。
語り手のことばの選び方や並べ方をていねいに辿ると、
身ぶり手ぶりや視線の動かし方などが見えてきます。
だんだんと語り手が読めてきます(^^)
作者が作品の為に創出した語り手が、語っているのです。
語り手には〇〇がどう見えているのか?
語り手は△△をどう感じているのか?等々が、
聴き手に見えるような音を創っていきましょう。
あなたがどう感じているか?を音にするのではなく、
「語り手はこう感じている」とあなたが考えたことを
音にする=朗読に反映させていきましょう。
今日は実践を交えて、このような話をいたしました。
語り手のことばの選び方や並べ方をていねいに辿ると、
身ぶり手ぶりや視線の動かし方などが見えてきます。
だんだんと語り手が読めてきます(^^)
2017年3月6日月曜日
3月のグループレッスン(^^)
今日は月に一度のグループレッスン。
先月お約束した朗読発表をして頂きました。
皆さん、2月に取り組んだ詩をさらに咀嚼して、
ご自分のものにされていました(^^)
積み重ねた思いや時間が、朗読の向こうに
透けて見えて…とでも豊かな時間でした✨
今回とくにお話したかったのは、
普段から魅力的な話者でいてほしいということ。
来月のレッスンを楽しみにしております!
先月お約束した朗読発表をして頂きました。
皆さん、2月に取り組んだ詩をさらに咀嚼して、
ご自分のものにされていました(^^)
積み重ねた思いや時間が、朗読の向こうに
透けて見えて…とでも豊かな時間でした✨
今回とくにお話したかったのは、
普段から魅力的な話者でいてほしいということ。
来月のレッスンを楽しみにしております!
2017年3月4日土曜日
朗読者の心構え
朗読教室の皆さまには、作品の魅力が伝わるような、
作品が輝くような朗読を目指してほしい、と願っています。
朗読マダムも朗読ムッシュも、発表会に向けて、
何度も高いハードルを乗り越えてくださいます。
いつも前向きな皆さまに、とても励まされています(^^)
作品が輝くような朗読を目指してほしい、と願っています。
朗読マダムも朗読ムッシュも、発表会に向けて、
何度も高いハードルを乗り越えてくださいます。
いつも前向きな皆さまに、とても励まされています(^^)
2017年3月2日木曜日
新たな発見!
ていねいに取り組んだ朗読を聴くと、
なにかしら刺激を頂きます(^^)
そのおかげで読みが深まって、作家の工夫が、
さらに見えてくることもあります。
昨日のレッスンもそうでした🎵
朗読マダムと朗読ムッシュに感謝です(≧∇≦)
なにかしら刺激を頂きます(^^)
そのおかげで読みが深まって、作家の工夫が、
さらに見えてくることもあります。
昨日のレッスンもそうでした🎵
朗読マダムと朗読ムッシュに感謝です(≧∇≦)
2017年3月1日水曜日
NHKカルチャー4月期新講座のご案内
自分の声をキャッチして修正するためにも、
耳を訓練することは、とても大切です。
耳を鍛えつつ、感じのよい声を目指します。
聴き続けたくなるような声!
作り声では、生の感情は伝わりません。
自然体で、無理のない発声をしましょう。
自分の声を育てる。そして磨き続けること。
呼吸に余裕がないと、表情のある語りはできません。
不安定な声では、信頼は得られません。ですから、
腹式発声は必須。お腹で支える声を身につけます。
いよいよ、話すためのボイストレーニング講座が、
NHKカルチャー栄教室で始まります。6ヶ月講座です。
第2・4水曜の午後、声を磨きにお越しください(^^)
耳を訓練することは、とても大切です。
耳を鍛えつつ、感じのよい声を目指します。
聴き続けたくなるような声!
作り声では、生の感情は伝わりません。
自然体で、無理のない発声をしましょう。
自分の声を育てる。そして磨き続けること。
呼吸に余裕がないと、表情のある語りはできません。
不安定な声では、信頼は得られません。ですから、
腹式発声は必須。お腹で支える声を身につけます。
いよいよ、話すためのボイストレーニング講座が、
NHKカルチャー栄教室で始まります。6ヶ月講座です。
第2・4水曜の午後、声を磨きにお越しください(^^)
登録:
投稿 (Atom)