2022年12月20日火曜日

上演台本の朗読 vs 小説の朗読

 先日、上演台本を朗読する機会に恵まれました。私が語り手となって、聞いてくださっている皆さまに、声で物語をお届けしました。少女の一人称で語られるお話でしたので、なんと、少女を追体験した次第です(^^;

もちろん小説を朗読する際にも、〈語り手〉や登場人物が少女ならば、私は少女を追体験いたします。が、小説の朗読で大切なのは、追体験すること自体です。小説の朗読を聴く聴き手も、朗読者の〈語り手〉理解のありようを味わいます。

上演台本の朗読は、語り芸の一つです。語り芸を聴くとき、聴き手は音声そのものを聴いて楽しみますが、文学作品の朗読を聴くとき、聴き手は音声を手がかりにして朗読者と体験を共にします。自分自身の作品世界の体験をより豊かなものにするために。

上演台本と小説の違いをふまえて、それぞれの朗読を愉しめるようになると素敵ですね(^^♪

2022年12月17日土曜日

ありがとうございました(^^)

今日は、銅版画家の長野順子さんと音楽家の大竹広治さんとのコラボステージ『理想夢』公演✨でした♫

お越しくださった皆さま、応援してくださった皆さま、心よりありがとうございました(^^)

うれしい出逢いの中で、幸せな時間が生まれて、感謝の気持ちで胸がいっぱいです!

長野順子さんの個展ー樹木幻想綺譚ーは、19日(月)まで開催されています。千種の5/Rホールで素晴らしい作品とぜひ出逢ってくださいませ(^^♪

2022年12月11日日曜日

『理想夢』公演 2022年12月17日✨今週の土曜日❗️

急な ご案内でごめんなさい🙏

今週土曜日14時〜15時、千種の5/Rホールにて、銅版画家・長野順子さん、音楽家・大竹広治さん、朗読家・石田麻利子のコラボステージがあります(^^)

物語を朗読しますが、物語は、大竹さんの原作を、私が朗読台本化したものです。

楽しんでいただけるように張り切っています!ぜひ、5/Rホールにお電話またはメールでご予約くださいませ。お待ちしております(^^♪

[5/Rホール ☎︎(11時〜19時・水曜休み)052 78 44 888 ]

2022年11月30日水曜日

林真理子さんの『成熟スイッチ』

林真理子さんの『成熟スイッチ』を楽しく拝読しました。この本の中で、第三者の視点で書く小説について、以下のようなことを語っていらっしゃいます。

【一人称とは違って、俯瞰するカメラが必要になり、そのカメラをどこに据えるか?どのような順番でカメラの位置を変えていくか?プロとしてのテクニックがいっそう求められる。】

私たち朗読者は、例えば…芥川龍之介の小説を読むとき、考え抜かれたカメラワークの素晴らしさに、ただただ感動します。「ああ、だからここで読点なのですね!ここで棒線なのですね!」等々と心震わせながら、〈語り手〉の深い企図を汲み取っていきます。朗読という読書の愉悦…

林真理子さんの言葉を伺って、真理子さんの三人称小説もぜひ朗読してみたいと思いました(^^)

2022年11月13日日曜日

朗読家の朗読 (^^♪

さまざまなアナウンサーや俳優の方と、朗読&音楽のコラボレーションをしている音楽家の方が、「麻利子さんの朗読は他の人とは違う」と、首を傾げておっしゃいます。

もちろん違うでしょう。なぜなら…
アナウンサーの方は【伝達行為】として、俳優さんは【表現行為】として、文学作品を朗読しがちだからです。そういうご職業なのだから仕方がないのかもしれませんね…
私は朗読家ですから、文学作品の〈語り手〉を追体験します。ただただ〈語り手〉に、私の身体を提供することに徹します。その結果として生まれる朗読が、アナウンサーや俳優の朗読と違うのは、当たり前です。

アナウンス朗読や表現朗読をしていては、作品理解を深めることはできません。自分の靴を履いたままでは、他者である〈語り手〉を理解することも、追体験することも難しい。
自分の靴を脱いで、他者である〈語り手〉の靴を履くのは、最初は簡単ではありません。でも、文学作品を朗読する際には必須の技術です。私には、貴方がこの技術を身につけるお手伝いができます。なぜって…私は朗読家ですから、ね (^^)