2021年4月28日水曜日

NHKカルチャー水曜レッスン

知れば知るほど惹かれる素敵な人がいるように、読めば読むほど魅力が増す作品があって…『小僧の神様』、面白いですね(^^)

A登場の三は、Aと仙吉が出逢うシーンです。Aは仙吉を認めても仙吉はAには気づかない。仙吉は、一方的にAに目撃されるのですね。そしてこのシーンは、Aの印象に強く残ります。ですから語り手としては、読者の印象にも強く残るようにこのシーンを語らねばならない。Aが目撃したのと同じように私たち読者にも仙吉を目撃させようと、語り手はがんばって語ってますよね!そのために一と二が私たちに用意されていたのですね!なるほどと納得がいきますね。いきなり三から始めては、私たち読者は目撃者にはなれませんものね。ふーんで終わってしまってAのようには小僧仙吉を見ることができない。Aの目にこのシーンがどう映っているのか、Aがどう見ているのかを想像して語り手を追体験しました(^^♪ 

 次回は三の後半を復習して四へと進めましょう。川上さま、かおるさま、浅井さま、芳子さまはじめ皆さまの朗読を楽しみにしています☆

2021年4月25日日曜日

NHKカルチャー日曜レッスン

私たちの身体は素晴らしい楽器ですね!今日も皆さまがさまざまな豊かな音色を奏でてくださいました。〈音の高低差を意識するレッスン〉も発見がたくさんあってとても興味深い(^^♪ 

『雪おんな』、前回の復習で雪おんなの登場シーンから始めました。登場シーンも退場シーンも、語り手とともに現場にいる感覚を持つことができました。巳之吉が日常へと戻っていく様子も、時間を伴ったものとして見えてきて…聴く読書を堪能しました。皆さま、ありがとうございました(^^)

次回はもう一度、巳之吉とお雪が出逢うシーンから始めましょう。渡辺さま、酒井さま、森下さまはじめ皆さまの朗読を楽しみにしています☆

2021年4月23日金曜日

NHKカルチャー金曜レッスン

さりげない言葉が、一つ一つのシーンを鮮やかに創り上げていく…。作品受容が深まるとともに、「志賀直哉スゴイ!」感が増してゆきます(^^♪ 

浮穴さま、田代さま、話し合うなかで小僧受容が揺らいで、自分自身の変容を促してくれるのを感じましたね!そのときの驚きと喜び✨読書で世界が広がるのが嬉しいですね(^^)

『小僧の神様』次回は四から始めましょう。山根さま、日置さま、房子さま、大澤さま、清子さまはじめ皆さまの朗読を楽しみにしています☆

2021年4月22日木曜日

毎日カルチャーレッスン

コロナ禍が続きますが、皆さましっかりと対策をとって熱心にお取り組みくださっています。ありがとうございます!頭と心そして身体も大いに動かして免疫力を高めてご一緒に乗り越えてまいりましょう。1日も早く終息しますように☆

『はまべのいす』おにいさんが主役のシーン、とてもロマンチックな気持ちになることができましたね!皆さまが語り手を楽しく追体験してくださるご様子に感動しました(^^♪ 

次回は(9)から始めましょう。水町さま、玉井さま、松田さま、そして松岡さま、今井さま、水谷さまはじめ皆さまの朗読を楽しみにしています(^^)

2021年4月14日水曜日

NHKカルチャー水曜レッスン

皆さまのお健やかな笑顔に逢うことができて、今日も感謝の1日でした。本当にありがとうございます✨

基礎講座の皆さま、胸郭をふわりと開き横隔膜をしっかり上げ下げする深い呼吸を学びましたね。まずは1日に5回でも10回でもいいので気がついたときに深い呼吸を意識して身体に覚えてもらいましょう。日常生活で豊かな呼吸が定着しますように(^^)

『小僧の神様』三、いよいよ貴族院議員Aが登場しました。語り手は、最初の3行でAとは何者でどういう状況にあるのかを読者と共有したあとに、Aと小僧の遭遇シーンを描写します。Aと小僧それぞれの身体が生み出す空気の緊張と緩和を言葉で操る語り手…見事ですね〜。脇役について語るときにはそれが背景となるように、主役を見る眼差しは強く。「立っていた」と「立つ」、時間の経過を含むか一瞬なのか。一つ一つ語り手を追体験しながら、私たちも屋台鮨屋体験を楽しめました。欅板の厚さは小僧を撥ね返す大人の世界を象徴するかのようにも感ぜられてきますね。〈鮨を食べたい身体〉が奏でる「海苔巻はありませんか」という台詞。小僧の表情もしっかり見えました!

次回は「ああ今日は出来ないよ」という鮨屋の主の台詞から始めましょう。実践Aクラスは山田さまから野田さま、水野さまへと進みます。Bクラスは当日お顔を拝見して。皆さまの朗読を楽しみにしています(^^♪

2021年4月11日日曜日

NHKカルチャー日曜レッスン

皆さまの真摯なお取り組みに、今日も大いに励まされました。心よりありがとうございます。また、秋田さまのご本の一部をご紹介させていただくことで、読書の双方向性にも話を広げて学ぶことができました。感謝です!

『雪おんな』18歳の巳之吉が雪おんなと遭遇した直後のシーン。語り手が読者の感覚器官に〈言葉〉でどのように働きかけようとしているのか。聴覚から触覚へ、さらに感覚を研ぎ澄ませていって一緒に心が動いたあとに、静かに認識を共有する…という語りぶりをしっかり味わうことができましたね(^^♪

人間の記憶とは如何なるものなのか、それを問いかけてもくれる『雪おんな』、次回は巳之吉とお雪が出逢うシーンですね。語り手のニュートラルな身体を意識して音声化を進めてまいりましょう。皆さまの朗読を楽しみにしています(^^)

2021年4月10日土曜日

NHKカルチャー岐阜クラス

 月に一度の岐阜クラス✨久々に岐阜の皆さまとお会いできて、今日も幸せな時間でした(^^♪

『五十音のうた』は発声筋トレ台本として、もちろん北原白秋先生ほんとうにありがとうございますと感謝しながら!使わせていただいてます。今日は筋トレバージョンに加えてアナウンスバージョンと演劇バージョンで音読していただきました。さまざまな身体の発見がありましたね。そして『はまべのいす』の朗読へ。この作品の語り手はとてもあたたかくて、読者を幸せな気分にさせてくれます。ふわっと心和みます(^^)

次回はおかあさんと赤ちゃんのシーンですね。1ヶ月(お二人は2ヶ月)後にお会いできるのを楽しみにしています✨

2021年4月9日金曜日

NHKカルチャー金曜レッスン

今日も素敵な皆さまとご一緒に〈身体と心のリラックスタイム〉、身体を軽く動かすことから始めました。ほぼ毎回、どういった目的でどの部位を動かすのか…といったことをお話ししながら進めています。皆さまがご自身の言葉で〈呼吸・発声〉について語ってくださるのを楽しみにしています(^^♪

テキストの『小僧の神様』は少しずつ前進です。二のラストから2つ目の文章「不図その四つ角の反対側の横町に屋台で、同じ名の暖簾を掛けた鮨屋のある事を」の読点の位置について考えることで、語り手の見せたい景色が発見できましたね!また、三の最初の文章「…寿司の趣味は握るそばから、手掴みで食う屋台の鮨でなければ…」も三羽さまの朗読のおかげで、語り手の視線の動きを鮮明に感じることができました。語り手の心情や身体を発見し追体験することが、朗読の醍醐味だとつくづく思います(^^)

次回の『小僧の神様』三、実践Aは小僧が勢よく手を延ばすシーンを浮穴さまから。実践Bは小僧が屋台の寿司屋へ入ってくるシーンを田代さまからお願いいたします。皆さまの朗読を楽しみにしています☆

2021年4月8日木曜日

毎日カルチャーレッスン

新年度最初のレッスン、皆さまの春の笑顔が揃いました。お一人お一人が、ご自身のお声を着実に力強く育ててくださってうれしい限りです(^^♪

『はまべのいす』おじいさん主役シーンの受容が、榊原さま・木村さま・吉田さまの朗読で深まりましたね✨空を見上げたとき…雲が夕焼け色にそまっていくのを、語り手はどのような表情で見ているのか?黄昏時すなわち「誰(た)そ、彼は?」の時間帯となり視線を落とすと、遠くから近づいてくるシルエット。読点で判明!おじいさんでした。語り手が読者と共有しようとしている映像を、ご一緒に楽しく想像しましたね。佐古さまは、すなの絵のシーンを朗読してくださいました。語り手の表情がどんどん豊かになりましたね。水谷さまも身体の表情を意識しながら、おじいさん主役のシーンに取り組んでくださいました。両クラスとも、次回はおにいさんの登場です。14時10分クラスは草田さまから始めましょう。皆さまの朗読を楽しみにしています(^^)