2019年10月20日日曜日

文学作品の朗読は語り芸ではありません(^^)

朗読レッスンの場で、たくさんのことに気づかせてもらい
、たくさんのことを学ばせてもらいます。感謝(*^^*)

朗読は〈語り芸〉ではありません。朗読者が行っているの
は、声に出して読むというかたちの〈読書〉です。そして
朗読者は、朗読を聴くというかたちの〈読書〉を同時進行
してくださっている聴き手の存在を忘れてはなりません。
朗読者と聴き手とは、同時に『言葉』を味わうのです。
これこそが、文学作品の朗読の醍醐味です。

文字となった言葉の一つ一つに、ふさわしい音を探して、
自分の身体を奏でることで、その音を与えていくわけです
が、朗読者は、朗読者であって語り手ではありません。
朗読は、落語や講談といった〈語り芸〉とは違うのです。

語り手に成り代わって(または登場人物に成り代わって)
語る(話す)という意識で朗読されてしまうと、聴き手は
『言葉』を味わうことなどできません。それを実感できた
のも、ご一緒に朗読の道を歩いてくださる皆さまとの朗読
レッスンです。お稽古の濃密な時間に心から感謝します!
皆さま、幾重にもありがとうございます(^^)✨

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