文学作品の朗読に評価基準があるとするならば、それは、
テキストである文学作品が輝くかどうかなのでしょう。
語り手や登場人物によっては、やわらかな鼻濁音よりも、
ごつごつした印象の濁音のほうがふさわしいと感じること
があります。また、作品の雰囲気を創るのには、いわゆる
滑舌の良さはかえって邪魔だなと感じることもあります。
上記のような場合には、鼻濁音にはしませんし、表情筋は
もったりと(キビキビとではなく!)使います(^^)
優れた文学作品の世界を朗読で創造するために、一つ一つ
の作品が纏う雰囲気にふさわしい音、そしてアナウンサー
に要求するような正しい音に固執することなく、〈人間〉
を表現できる豊かな音を求めていきたいと思っています☆
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