毎年7月に愛知サマーセミナーというイベント
が開催されます。その最終日となる海の日、
「歌を朗読してみよう」という講座で《歌詞》
を朗読しています。私の朗読のあとに、講座
企画者である国語(音楽ではなく!)の先生
のギター弾き語りで歌を聴いて頂く趣向です。
一青窈さんの「ハナミズキ」の歌詞を渡された
のは、講座を担当させて頂いて2年目だったと
思います。打ち合わせの際、朗読しようとして
愕然としました。声が出てこないのです。
歌詞の言葉にふさわしい音を探そうとしても、
そもそも語り手が誰なのかがわからない。
しばらく考えて、語り手は、娘を船に乗せて
送り出す父親なのだ、娘と別れねばならない
父親なのだと納得し、ようやく声が出ました。
メロディとリズムに合わせ、これまで幾度も
歌ったことのある作品でしたが、朗読では、
語り手が誰なのか、どんな語りぶりなのかを
イメージできないと、声が出てきません…
何はともあれ、歌詞は歌うことで輝きます。
どんなに朗読を頑張っても歌にはかなわない。
毎年そう感じながらも、楽しんで歌詞を朗読
して、今年で8年目でした。たぶん来年も、
頑張ります(^^)
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