2017年8月29日火曜日

声を育てる(^^)

息や声を出すとき、身体は楽器となります。それも、
唯一無二の大切な楽器。いい音を奏でることができる
ように、出したい音を出したい時に出せるように、
いつもコンディションを整えておきたいものです。
聴いてもらえる自分は、自分で育てていくのですね。
人を責めたり、卑しめたりする言葉をよく使う方は、
そのような言葉にふさわしい声の持ち主になります。
怖いです!!日頃から、優しい気持ちをもって、人に
暖かい言葉をかけるように心がけたなら…、きっと
誰もが聴きたくなる声が育つかも…(^^)🎵

2017年8月27日日曜日

日曜朗読サロンの8月

今日は、これまで練習してきた作品の録音をしました。
新しい方も多いのですが、どなたの発声も発音も良い!
楽器としての身体が整い、腹式発声という奏で方が、
いつの間にか、身についていらっしゃるのです🎵
朗読マダム&ムッシュの皆さま、ご努力の成果ですね!

日曜クラス初めての発表会が12月10日に決まりました。
朗読サロンならではの優雅な時間が生まれますように☆
さあ、発表会に向けてご一緒に励んで参りましょう!
目標ができると、さらに楽しくなりますよ〜(^^)

2017年8月25日金曜日

一つの作品をグループで(^^)

朗読の基本は、「一つの作品を一人で」です。
でも複数名で朗読することで、さらに輝く作品もある。
今日はそれを実感することができました(^^)
5連からなる詩を、3〜4名で朗読して頂いたのです。
朗読マダム&ムッシュの皆さま、ご自分のパートの理解
をより深め、全体のバランスを意識し、相手の息を読み、
素晴らしいご努力だったと思います!
作品世界がダイナミックに立ち上がるのを感じました✨
あ♡1チームの朗読発表は、来週に。楽しみです🎵

2017年8月24日木曜日

『文学賞味会2017』文学作品を共に味わう

漱石、鴎外、芥川、谷崎、太宰………
文豪と呼ばれる人たちが残してくれた名作は、
しっかりと寄り添って、じっくり味わえば
味わうほど、より多くの贈り物を届けてくれ
ます。超一流の作家が、思いを尽くして生み
出した文学作品は、名画や美術工芸品と同じ
ように、凄い価値があるのですね。
文庫本なら数百円で手に入るから、有難味が
少ないのかもしれませんが、たいへん貴重な
私たちの財産です。その価値を、頭で理解し、
身体と心で感じて、感謝の気持ちとともに次の
世代に手渡していけると素敵だと思います(^^)

『文学賞味会2017』で取り上げるのは、大谷崎
のデビュー作にして完成された名作「刺青」。
語り手が言葉で創り出す作品世界は、手を伸ば
しても触ることのできない虚構の世界。どんな
素晴らしい映画監督にも創り得ない映像世界を、
あなた自身が、あなたの頭と心のスクリーンに
創り出してください。ご一緒に「刺青」を味わ
える9月29日を楽しみにしております(^^)


☆『文学賞味会2017』の詳細は、5Rホール・
公演カレンダー9月29日をご覧くださいませ☆

明るい笑顔(^^)

厳しい残暑が続きますが、朗読マダム&朗読ムッシュの
皆さまはお元気です!!昨日は、NHKカルチャー研究Ⅰと
入門クラスが、お盆休み明けの初レッスンでした。お休み
の方は一人もなくて、教室には明るい笑顔が集いました。
恒例〈お休み明けスピーチ〉では、聞き手を考えた内容と
お話しぶりが心地よくて。夏バテ気味の身体と心に嬉しい
栄養を頂戴しました。豊かな時間を有難うございます(^^)
研究Ⅰクラスの次回は、詩の朗読発表ですね。楽しみです!

2017年8月20日日曜日

朗読教室でのスピーチタイム

お盆休み後の朗読教室では、朗読マダム&朗読ムッシュ
の皆さまに、お休み中の出来事をお話して頂きます。
イキイキとして魅力的なお話ぶりに「ここはスピーチ
上級クラスだったかしら?」と思ってしまうほど(^^)
朗読のお稽古は、そのままスピーチのレッスンにも
なっているのですね。一流の言葉に深く触れ続けること
で、いつの間にか自分の言葉が鍛えられて豊かになって
いる…言葉の芸術である文学作品の恩恵、有難いです♡

2017年8月13日日曜日

吉川トリコさんの『ずっと名古屋』

先日、たまたま手にしたパンフレットに、魅力的
な文章を見つけました。大事にとっておいて…
久々のお休みでゆったり気分の今朝、あらためて
手に取って、著者の吉川トリコさんをネット検索
してみました。そうしたら、なんと、午後に講演
とサイン会のお知らせが。グッドタイミングとは
まさにこのことですね〜。行って参りました。

《名古屋の夏は、ゲル状にかたまってしまった
みたいに空気が動かずどこにも逃げ場がない…》
(『ずっと名古屋』「夏休みの思い出」より)

ね、凄いでしょう!トリコさんが、作品の一部を
朗読で聴かせて下さいました。作品それぞれに、
イキイキとした語り手と登場人物がいることが、
トリコさんの朗読とお話から伝わってきました🎵
『ずっと名古屋』購入してサインして頂きました。
これから第2弾、第3弾、第4弾までイベントが
あるそうです。ポプラ社のホームページなどで、
ご案内があるとのこと。楽しみにご覧下さい☆
ジュンク堂ロフト店の皆さまには、急な申し込み
にも関わらず、暖かく対応して下さって、どうも
ありがとうございました。

素敵な小説家・吉川トリコさんとの嬉しい出逢い
に心より感謝です(^^)

『文学賞味会2017』言葉のチカラ。

言葉のチカラを鍛えること。これは今の時代を
生きる私たちの大きな課題だと思っています。

言葉の脆弱さを踏まえた上で、私たちは言葉を
信じて、言葉のチカラを鍛えねばなりません。
自分を正確に理解するためにも、異なる正解と
正義を持つ他者との相互理解を促すためにも。
言葉のチカラを鍛えて、言葉を諦めないこと…

谷崎潤一郎は、言葉を諦めない人でした。
作品からは、言葉のチカラを鍛えてしぶとく
生き抜く大谷崎の姿が見えてきます。
『文学賞味会2017』では谷崎の原点ともいえる
「刺青」を取り上げます。聴くチカラとともに
言葉のチカラを鍛えに、どうぞお越し下さい☆

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8/6   『文学賞味会2017』は9月29日開催です🎵

2017年8月11日金曜日

学校の先生の研修☆

年に数回、学校の先生を対象としたワークショップや
講演に招いて頂きます。

今月1日には、30名の小・中学校の先生とご一緒に汗を
流しました(笑)。午後1時半から3時までは、姿勢と
発声・発音を中心に学び、10分休憩を挟んで、3時10分
から4時までは、朗読を体験する、といった流れ…
お若い先生もベテランの先生も、素晴らしく前向きに
お取り組みくださって、とても楽しい講座でした。
「これでのどに負担をかけずに、届く声が出せます!」
「腹式発声がんばります!日頃の心がけですね!」等々
ていねいに綴って下さったご感想を嬉しく拝読しました。

4月5月と緊張の中で大きな声を絞り出して、6月に声が
出なくなる新任の先生が結構いらっしゃると聞きます。
発声・発音や、音読と朗読の違いをふまえた上での音声
表現の練習など、きっと、教員養成課程のうちに学んで
おけるとよいのだろうなと思います(^^)

2017年8月6日日曜日

『文学賞味会2017』は9月29日開催です🎵

文学賞味会2017を、9月29日に開催します(^^)
昨年、一昨年は、ひまわりホールさまにお招き
頂いたので、3年ぶりのプロデュース公演です♫

【文学賞味会】は、文学作品と読者との間に、
‘音楽’と‘声’を介在させる《聴くという読書》の
実践の場です。‘頭’で言葉を聴いて‘身体’で言葉
を感じてみてください。どんな景色が見えてきて
どんな思いが胸に迫ってくるでしょう………
今年は、谷崎潤一郎「刺青」の豊かな言葉を、
ご一緒にじっくり味わって頂きたいと思います☆

【文学賞味会2017ー聴くという読書のかたちー】
日時 2017年9月29日(金曜)
         昼の部 15時〜・夜の部 19時〜
場所 5Rホール(JR・地下鉄 千種駅 徒歩2分)
参加費 3500円(5Rホールtel・052-734-3461まで
                             ご予約をお願い申し上げます)

2017年8月1日火曜日

歌詞の朗読

毎年7月に愛知サマーセミナーというイベント
が開催されます。その最終日となる海の日、
「歌を朗読してみよう」という講座で《歌詞》
朗読しています。私の朗読のあとに、講座
企画者である国語(音楽ではなく!)の先生
のギター弾き語りで歌を聴いて頂く趣向です。

一青窈さんの「ハナミズキ」の歌詞を渡された
のは、講座を担当させて頂いて2年目だったと
思います。打ち合わせの際、朗読しようとして
愕然としました。声が出てこないのです。
歌詞の言葉にふさわしい音を探そうとしても、
そもそも語り手が誰なのかがわからない。
しばらく考えて、語り手は、娘を船に乗せて
送り出す父親なのだ、娘と別れねばならない
父親なのだと納得し、ようやく声が出ました。
メロディとリズムに合わせ、これまで幾度も
歌ったことのある作品でしたが、朗読では、
語り手が誰なのか、どんな語りぶりなのかを
イメージできないと、声が出てきません…

何はともあれ、歌詞は歌うことで輝きます。
どんなに朗読を頑張っても歌にはかなわない。
毎年そう感じながらも、楽しんで歌詞を朗読
して、今年で8年目でした。たぶん来年も、
頑張ります(^^)