朗読とは、自分の読みを朗かにすること。豊かな読みを
獲得した朗読者は、テキストの魅力を開示できます。一方
そうでない朗読者は、自分の読みの浅さや心の貧しさを
露呈することになってしまう。それでは悲しいですよね。
ですから教室では、テキストの受容のしかたも学びます。
そうすることで、他者のことばを的確に受信する知性と、
ことばの向こうにあるものを深く繊細に受信する感性が
磨かれていきます。豊かな読みの獲得に繋がります。
朗読を聴くと、朗読者の心癖も見えてきます。テキストと
普通に向き合うことのできない方がいらっしゃいます。
自分の読みたいように、都合のいいように、テキストを
歪めてしまうのです。たいへんもったいないと思います。
優れた作品をテキストにしても成長も成熟もできません。
今のままです。私のことばもまっすぐには届かないので、
指導もままならない。もちろん私からは諦めませんが。
素直な気持ちがあれば、幾つになっても知性と感性を磨く
ことができます。素直さ(何でも鵜呑みにするのとは違い
ますよ)って本当に大事だと思います。
素直さと初々しさを持ち続けていらっしゃる素晴らしい
朗読マダム&ムッシュは、私の宝物です(^^)
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