2017年6月28日水曜日

朗読を聴く とは…

文学作品の朗読は、読んで聴かせる音訳でもなければ、
聴いて評価してもらうためのものでもありません。
聴き手と一緒に作品を読んでいけたらと思います。
聴き手とともに作品世界を創り上げていけるところに、
朗読の存在意義があると考えています。

朗読を聴くとはどういうことなのでしょうか?

知らない作品を聴いて知るという楽しみもあるでしょう。
声に癒されたい、ライブで生の声を楽しみたいetc
もちろん人それぞれ。それでよいのです。よいのですが…

想像力を存分に使って、受動的ではなく能動的に聴いて
頂きたく思っています。あなた朗読する人、私は聴く人
ではなく、一緒に作品世界を描いて頂けたら幸せです。
主体的に聴いて、朗読という〈聴く読書〉を楽しんで
下さるとどんなに嬉しいか…。朗読者は聴き手の豊かな
読書のお手伝いをします。朗読会は、聴き手と朗読者が
一緒になって作品世界を創る一期一会の時空間です。

「朗読を聴いて、黙読したときには見えなかった景色が
見えた」「朗読を聴いたら、黙読したときは訪れなかった
感情が生まれてきた」etc…。黙読では味わえなかった作品
の豊かさを、朗読を聴いて(朗読者とともに読むことで)
味わえる、そんな朗読を目指しています。

奥深い朗読の道、志高く歩んで参ります。
いつも暖かくお見守り下さる皆さま。心よりありがとう
ございます☆ご一緒に歩んで下さる朗読マダム&ムッシュ
の皆さま。素敵な皆さまがいて下さって頑張れます(^^)

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