【1】の⑤で、〈語り手〉は、「願った」ではなく、「願いつづけた」と語ります。その時間の長さが、思いついた喜びと繋がるのですね。「あるとき」、「いいこと」、「そうだわ」の4拍音が、とても心地良いリズムを刻んでくれるのを感じます。
⑥は、④同様〈語り手〉について気になるところ。この〈語り手〉は、「じぶんの見たものを、ことばにするのがとくいでは」ないこりすを、「不器用なこりす」と呼びます。「手さきは器用」であるのに…です。この捉え方は、この〈語り手〉ならではの感性なのかしら?
⑥の「やるだけやってみましょう」から、⑦⑧⑨へと、前向きな、積極的なこりすが目に浮かびます。例えば…、⑦の「ぎゅっぎゅ」は、「ぎゅっぎゅっ」よりも、汁を搾り出す手の力強さを感じますね。そして、最後の一滴まで搾り出す感じも受けます。この〈語り手〉は、こりすの手の動きをクローズアップで読者に見せて、こりすの本気度を感じさせようとするのかな?こりすの人柄ならぬリス柄を感じさせようとするのかな?…こういった朗読者の考えていることが、すべて朗読した際、音に変わるのですね。浅い考えで文字を読み上げていては、厚みのある音にはなりませんね(^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿