夏目漱石作『夢十夜』「第一夜」を、
序破急の構成と考えました。
‘序’は、女のことばが語り手の語りで表現されている部分、
‘破’は、女が登場して自分の声で語る部分
(鉤括弧で女のセリフが書かれている部分)〜、
‘急’は、百年後の部分です。
序と破では、女によって引き起こされる、
語り手である自分の内面の動揺が面白いと読みました。
女の死を一種の諦観をもって受け入れたとか、
その後の自分の百年間の経緯 を語ったとか、ではなく、
〈女のいない空虚を生きた自分〉を使って、
小説というツールだから生まれ得た百年という時間を読みたい、
と思いました。
小説の中に、現実世界の時間とは違う時間を存在させる試みが
なされている作品として、届けたかった。
聴いてくれる方が、CDの中で現実とは違う時間を生きてくれること、
を願って朗読致しました☆彡
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