2022年5月28日土曜日

山田はるかさん✨

いよいよ明日(5月29日)は、NHKカルチャー名古屋教室で【山田はるかさんの講演会】です。嬉しいことに聞き手を務めさせていただきます(^^)

人形操演の世界✨は初体験です。この度、昨年ご出演された『プロフェッショナル』を拝見して、小説の朗読と同じだと感激しました。
山田さんは、エンパシーで(=自分の靴を脱いで人形の靴を履いて)人形を深く理解して、その身体を現象させていらっしゃるのだな…と。
私たち小説の朗読者も、エンパシーで(=自分の靴を脱いで語り手の靴を履いて)語り手を深く理解して、その身体を現象させます。

浅いレベルでの安易な「私はこう思う」「私はこう考える」という解釈をいかに踏みとどまって、どこまで他者を他者として理解しようとできるのか。知性と感性が鍛えられます。面白くて、楽しくて、やりがいがあります(^^♪

山田はるかさんの「細胞レベルで人形が好き」という熱い思いに直接触れることのできる貴重な機会。明日、5月29日 日曜日 13時30分〜スズケン市民講座「人形操演の世界」。お待ちしています!

2022年5月18日水曜日

NHKカルチャー 青山の朗読講座が始まりました(^^)

今日からNHKカルチャー青山教室での講座が始まりました。

脳を創り、身体も奏でる…盛りだくさんの楽しい時間をご一緒いただきました。誠にありがとうございました(^^)

【小説を読む=虚構の作品世界を体験する】

皆さまと豊かな体験ができること、嬉しくて楽しくて!
愛知でも岐阜でも東京でも、素敵な皆さまとの朗読レッスンに胸が弾みます!皆さま、心よりありがとうございます✨

2022年5月7日土曜日

小説を読むとは…

 小説を読むとは、文章を解釈したり、作者を解釈したりすることではありません。
〈解釈する〉とは、わかった気になるための行為です。わかった気になるから、探究を怠ってしまうのです。

わかった気になって探究を怠る。これほど愚かなことはない。by チェーザレ(惣領冬実 先生)

でしたよね。解釈せずに、探究いたしましょう。
言語の理解を深めて、作品世界を豊かに体験すること。これが、小説を読むということなのでしょう。

小説を読むことで、私たちは新しい体験ができます。新しい体験が、新しい自分を創ってくれます✨
ステキな小説を愉しんで、いつも、いつまでも、瑞々しいあなたでいてください(^^)

2022年5月3日火曜日

読書で育むコミュニケーション能力

GW🍀皆さま、楽しくお過ごしでしょうか✨

小説をテキストとする読書行為とコミュニケーションについてまとめようと、一日中原稿用紙と向き合う日々が続いています(^^;

人は成長するにしたがって、絵本から物語、物語から小説へと、手にとる本を変えていきます。

まず絵本を読むことで世界と親しみ、物語を読むことでシンパシーを覚え、そして大人になると…小説を読むことでエンパシーの能力を育むのでしょう。

シンパシーと呼ばれる共感の思いは自ずと湧いてきますが、自分の靴を脱いで他者の靴を履くエンパシーの能力は、意識して育てなければなりません。意識して磨かなければ錆びていきます。

小説を自己化せず読めるように、語り手を真っ直ぐに見て対話を重ねて、エンパシーの能力を育てていくことが大切だと思っています。虚構の世界で培った能力は、現実世界でのコミュニケーションに大いに役立つはずです(^^)