絵画に布がかけてあったなら、その布を外して絵画を見ますよね。もし暗過ぎて見えなかったら、灯りをつけます。何にしろ絵画が見えてから、作品鑑賞・鑑賞者の解釈が始まります。
布がかけてあるまま見ている。暗いことに気づかずに見ている。なんてこと、あり得ない!?
皆で一つの作品に取り組む朗読教室では、「自分の見たいように作品世界を見ていたんだな」と気づくことがあります。まずは、語り手が見せようとしている世界をまっすぐに見てみましょう。語り手が見ているように見ようとすることから始めてみましょう。〈自分の靴を脱いで語り手の靴を履く〉という試みを、皆で協力してやってまいりましょう(^^)
文学作品を解釈する行為は、そのあとに始まるのかもしれません。
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