2021年10月2日土曜日

朗読を聴くということは…

ギャラリーで美術品を鑑賞するときに、(この照明があるからこそ、作品の魅力がさらに輝いて見えているのだろうな)と思うことがあります。一方で、照明・展示の仕方が作品にそぐわなくて、その作品の良さが幾分か損なわれているように感じることも…。これは反面教師です。美術品と同様に芸術品である文学作品を朗読する際、作品の輝きを損なわないように、と強く願います。

文学作品の朗読は、ある意味、美術品を照らす照明のようなものだと考えています。ギャラリーで鑑賞すべきものは、照明ではなくて、照明が照らす美術品ですよね。では、朗読会で鑑賞すべきものは何でしょう?もちろん、朗読された文学作品です。しっかりと文学作品を鑑賞しましょうね。

文学作品の朗読を聴いたあなたに問いたいのは、〈朗読を聴くという形の読書をしたあなたが、その文学作品をどのように鑑賞したか〉です(^^)

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