2020年6月28日日曜日

「朗読はじめの一歩」第2回目講座

4月期の講座が、コロナの影響で4月5月休講。ようやく6月からスタートして、今日は2回目のレッスンでした(^^)

「朗読はじめの一歩」という講座名ですが、朗読に限らず…アナウンスでもスピーチでもディベートでも会話でも身につけておきたい腹式発声の練習から始めています。
今日はまず、前回学んだ腹式発声が身についていることを確認し、次にアクセントについてお話をしました。用意したテキストは、北原白秋の『五十音のうた』です。平板・頭高・中高・尾高アクセントの理解を深めて、音の高低を自在にコントロールできる身体を造っていきます。 次回はサ行の文から♬

身体を整え声を出す…気持ちの良いひとときです(^^♪

2020年6月20日土曜日

現代の朗読 本当の朗読とは…(^^)

アナウンス原稿や教養書etcと文学作品とでは、そもそも目的が違います。前者は事実や知識を伝えようとしますし、後者は経験それ自体を伝えようとしています。

『これが本当の朗読だ』というタイトルに惹かれて読んだ本の中に、芥川龍之介の小説に関する記述がありました。
「芥川は、読点の付け方が正確ではなく、その通りに朗読すると伝わりにくい。わかりやすく伝えるために、読点の位置を付け替えなさい。 読点を省きなさい」というような
内容でした。芥川の文学を、アナウンス原稿と同じように扱っているのです。何も疑わずに、これが本当の朗読なのねと鵜呑みにする方がいらっしゃったら悲しい。これでは宝の持ち腐れどころか作品が歪んで届いてしまいます。

芥川が伝えようとしているのは経験です。まさに読点通りの息遣いです。身体です。心情です。読点を大事に考えることから、芥川作品の受容は深まっていくのです。

話を戻します。経験を伝えようとしている文学作品は、「体験する」という読み方を待っています。表面だけ、字面だけを追っていては体験になりません。時間をかけて頭も身体も総動員して、言葉に深くコミットすることが大切です。それでも、経験値を超えるコミットメントはなかなか難しい…。自分だけで読んでいては、そう簡単には超えられません。もし他者の読書体験に接する機会を持てたならば、刺激を受けたり、気づきが生まれたりして、さらに豊かな読書体験ができます。
優れた朗読には、聴き手の読書をより豊かな体験へと導く力があります✨そんな朗読こそ現代に存在意義を持つ朗読なのでしょう。前近代を引き摺ったままの朗読(上手なわかりやすい読み上げ行為)を超えた現代の朗読を目指します。ご一緒に豊潤な朗読文化を育んでまいりましょう(^^♪

2020年6月9日火曜日

再開に感謝!再会に感激!!

先週からニューノーマルの生活が始まっています(^^♪

久々に皆さまの麗しい笑顔に会えて…嬉しくてルンルンと
心も身体も弾んでまいります♫ ありがとうございます!!
7月から再開をお考えの皆さま、お会いできるのを心待ち
にしておりますね。ご事情があり外出を控えたい皆さまに
向けては、オンラインのレッスンも考えています。どうぞ
ご遠慮なくお尋ねくださいませ。

マスクの着用とソーシャルディスタンスの確保を徹底し、
動き出した社会生活を止めず前に進みたいものです。
来月からは、全てのクラスを隔週レッスンに切り替えて、
行き帰りの感染リスクが減らせるようにいたします。
引き続きしっかりと手洗いをして、飛沫を避けて避けて、
徐々にニューノーマルに慣れていけると…いいですね(^^)