2019年7月25日木曜日

伝えるのではなくて、伝わる✨

朗読教室では、詩や短編小説などの文学作品を取り上げて
お稽古を重ねています。昨日のレッスンでのこと…
「伝えるのではなくて、伝わるのですね」というYさまの
お言葉を、嬉しくありがたく聞いておりました(^^♪

〈伝えよう〉という意識を持たなくても、朗読者が語り手
に寄り添って言葉にふさわしい声を与えていけば、自ずと
伝わります。聴き手(聴く読者)と作品を共有できます。
ともに作品を味わうことができます✨
伝えようなんて思っているヒマなどありません!集中して
声を与えてまいります。語り手を生きてまいります(^^)

2019年7月23日火曜日

言葉から豊かに(^^)

言葉が痩せ細っていかないよう気をつけねば…と、折に
ふれ自戒しています。日本語には、〈敬語〉という特別な
言葉があります。強いられて面倒に思いながら使うのでは
なくて、楽しみながら大いに使って、そして、使い慣れて
いくと、豊かな世界が広がるはずです✨豊潤な言語環境
に身を置く…心がけて生きていきたいと思っています(^^♪

2019年7月15日月曜日

ありがとうございました(^^)

先ほど無事に、サマセミ2019「歌を朗読してみよう」講座
が終了しました。高校生と社会人の方でグループになって
話し合いをしていただく時間も取りました。皆さま積極的
に歌詞の中身について意見を交わしてくださって、すごく
感激しました!心よりありがとうございました(^^)
今年も大橋先生はじめ本当にたくさんの皆さまにお世話に
なりました。感謝で胸がいっぱいです✨
この経験を糧に、また皆さまと楽しい時間が過ごせるよう
精進してまいります‼️

2019年7月10日水曜日

新潮文庫の100冊〜2019

夏が近づいてくると気になるのが新潮文庫の100冊(^^♪
今年は何が選ばれているのかしら…、とワクワクしながら
近所の書店で、本選びの楽しいひとときを過ごしました。

令和初となる〈新潮文庫の100冊〉から購入したのは…
中村文則『迷宮』、瀬尾まいこ『卵の緒』(読んでいる
途中で、この本読んだことある、と気付きました^^; )、
小林秀雄・岡潔『人間の建設』、朝井リョウ『何者』、
小川糸『あつあつを召し上がれ』、河合隼雄『こころの
処方箋』の6冊。朝井リョウさんも小川糸さんも、気には
なりながら読めていなかったので、良い機会だと思って
即決定です。夏の悦びができました🎵

〈新潮文庫の100冊〉に初めて出逢った頃は、まだ読んで
いない本がたくさんありました。それが年を重ねるうち
に、ほとんどが読んだ本、となりました。これはという
名作は繰り返し繰り返し何度も登場しているから。宝物
のような作品が、次の世代へと繋がっていくのは、本当
に嬉しいし、なんだかほっとします。朗読作品を選ぶ際
にも、次の世代へ繋ぐことを大事に考えています(^^)

2019年7月1日月曜日

📖 文字となった〈言葉〉に〈声〉を与える(^^)

登場人物の語り・発話はもちろん、一人称の語り手の語り
も、二・三人称の語り手の語りも、言葉というものは本来
声を伴っていると考えます。文字として存在しているその
言葉はどのような声を伴っている(いた)のか。その言葉
にはどのような声がふさわしいのか……。それを探すのが
朗読だと、朗読教室の皆さまにお話ししています(^^)

朗読とは、声を剥奪された言葉に声を取り戻す作業です。
小説の語り手の語りに声を与えるのは、朗読者の特権かも
しれませんね。なんと奥深く楽しいことでしょう(^^♪

語り手にしっかり寄り添わなければ、言葉にふさわしい声
は見つかりません。登場人物との距離を自在に変化させる
語り手にぴったり寄り添えるように、心も頭もやわらかく
過ごしたいと思います。あ、身体も!ですね🎵